運動場の彼と私。
今は、数学の授業中。 私、高野和花(たかのわか)! 勉強が全然わかんない中1! 「小数が混じった方程式は、まず、、両辺に10やら100をかけて整数にする。それから、Xを左辺に、数を右辺に移項して、符号を変えることを忘れないように。」 あ~!!!!!!!もう、つまんない!何なの? XやらYやらって!!右辺、左辺、移項?!本当、意味わかんない! こんな授業するぐらいなら、、アイツと会える時間50分長くしてほしいや! 何が役に立つの、将来。こんなことしても使わないでしょ! 窓の外からピ~と言う笛が聞こえた。隣のクラスの授業。運動場で、持久走してるみたいだ。 私は、思わず窓の外を眺める。 私、今、隣のクラスの野球部である西幹太君に恋してる。残念ながら、片思い。 幹太君は、ひたすら汗を額に浮かべて走っている。まっすぐ前を見て走ろうとする、真面目な顔にきゅんとしてしまった。 すると、数学の先生の怒鳴り声。 「お~い、高野!何、外見てるんだ。この問題、出来るか? 1,2X-0,9=0,8X+0,3」 ヤ、ヤバい。どうしよう…。全然わからない。 「すみません、分かりません。」 みんなは笑い転げる。私は、すごく恥ずかしかった。 キーンコーンカーンコーン。何とか、辛い辛い数学の授業が終わった。しっかり者で優等生の友達の美果に呆れられた。 「本当、何やってんのよ、和花。授業中に西君の方見るなんて。勉強集中しなさいよ。」 「バ、バレてた?」 「当たり前よ。和花のことだから、どうせ恋とかばっかり考えてるんだと思ったわ。どうりで妄想してたし。」 美果にほっぺをムニッと掴まれる。 「ごめん~。今度からもっと勉強集中するから~。」 「もう、お願いね!」 ある日。私は、図書室に行った。うっ、どうしよう! 新しい本がたくさん入ってて、私の借りた本、上の方に返さなくちゃいけなくなってるじゃない! 私は、背伸びする。う~ん、こんなの届くかっ!女子の背低い人のことも考えろよ! 私、中1で145センチなんだぞ!150センチもないんだぞっ! すると、誰かが手を伸ばしてきた。本を入れてくれた。ガッチリとした手。後ろを振り返ると、、、 < 「西君?!」 西君の顔が私と30センチぐらいの所にあってびっくり。超々至近距離。マジで、私の顔、熱いんですけど、、、 「お前、こんな高さも届かねえのかよ。」 「本当に、ご、ごめんなさい!」 西君は、ため息交じりにさらっと言った。 「まあ、お前のそういうとこが可愛いんだけどな。俺、好きなんだ!」 えっ!? 「ずっと言おうと思ってた!でも、今までタイミング無くて言おうか迷ってた。でも、言う。俺、お前のこと好きだ!」 ええっ?! 「お前、テニス部だろ。練習頑張る姿、グラウンドからずっと見てた。ベースランニングしながら。素振りしながら、ずっと見てた。お前が練習熱心に頑張る姿、本当にかわいいんだ。お前が、テニスしてるとこ。一生懸命テニスコート走ってるとこ。全部、好きなんだ!」 私は、ためらった。言っても、いいのかな? 「私も、ずっと好き!西君が野球頑張ってるとこ。実は、県地区予選、見に行ったんだよ。応援してたんだよ!」 「そう、なのか?なあ、放課後、屋上に来てくれ。」 「いいよ!」 西君は、そう言って満面の笑顔になった。爽やかな笑顔。西君を好きになった理由だ。笑顔が爽やかで素敵だから。 「そうか、良かった!じゃあな!」 私は、手を振った。両想いの予感がした。 放課後。 「お~い、和花。勝手にどこ行くのよ~!」 「ちょっと、トイレ~!」 適当にそう言って、ごまかした。美果は、特に何も聞いてこなかった。 私は、ドキドキしながら屋上の階段を上った。 西君のシルエットがドア越しに見えた。 今、行くよ。私は、鼓動が早くなる心臓をおさえながらドアを開けた。 END! 笑顔がモットーで~す! コメントお願いします!
みんなの答え
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これが現実で起きたら…?
やっはろー。 ハッピー☆チェリーだよ!!よろ~♪ 本題↓ これが現実で起きたら…? キャー(//∇//) サイコーじゃん! すごすぎるーーーーー! こういう人が身近にいてくれたらなー(#^.^#) 素晴らしい作品ありがとう! ではまたぁー∩^ω^∩
最高です。
最高です。
(^▽^)
ハッピーーエーーンドーーーッ!! さいコーーー!!!
いいなあー!
すごい羨ましい! リアルにあったら天最高な話ですね!
よかったね
どっちもすきでよかった!としょかんでのこくはくはものすごくゆうきがあるね!かわいいおんなのこでした。
甘酸っぱい恋!
こんにちは! 甘酸っぱい濃い模様素敵ですね(((o(*゚▽゚*)o))) かっこい!こんな恋は世に存在しない・・・。こんな恋が尊い!
スゴい、うまいね!!
運動場の彼と私さん、私は、すごいいいと思いました!とっても細かいことが、好きです。あんなにデテールを入れれるならば、長編小説もうまく書けるとおもいます。もしかしたら、そっちのほうが向いてるかも?!上から目線でごめんなさい。これからも、頑張ってください!
えもすぎない?
こんにちは!あしゅらんです!! この小説めっちゃエモいんだけど!!(かわいい) 西君からの突然の告白とかって… ありなの!? 私もこんな恋してみたいなあ~ (初恋経験なし↑) それじゃあ、さようならー!
ああ恋よ、、。
凄い!上手い!現実的で空想のギャップに惹かれる!また書いて下さい!続編 待ってます!
現実になればなぁ…
こんな話が現実にあればな…妄想が止まらない素敵な物語でした。あえて屋上に入るところで終わっているところがすごいと思います。 私も作家志望なので練習がてら皆さんに意見を聞きたいと思っています。短編小説コーナー復活宜しくお願い致します。