晴れ飴
今日も雨。 私はいつも大事な時に雨を降らせる雨女なんだ。 こんな雨じゃ、せっかくのお祭りも楽しめない。大好きな先輩にも告白できない。 「はぁ。」 私はがっかりしながらお祭り会場の神社へと向かって歩いた。 「どうして私、いつも雨を降らしてしまうの?」 と、つぶやいたときある男の子が後ろからこう言った。 「それって、お前がおもってることじゃねーの?」 「え!?」私は驚いて後ろを振り向いた。 すると… 「俺は星夜。お前は?」 私は驚きながらも答えた。 「私は天音…何?」 「天音は、晴れ女になりたいの?」 「うん…まあね。」私は何でそんなことを聞いてくるのか不思議だった。 「ならさ、この飴やるよ。これを食べると、天気も心も運勢も、何もかもが晴れるんだ。なっいいだろ」 私はまさか…と思いながらも、その飴を手にして一粒なめた。 さわやかで、すっぱいオレンジの味。心を落ち着かせてくれた。 その次だった。降っていた雨がどんどんやんでいった。 その時、効果はバツグンだなと実感した。 「なっ言ったろ。」 星夜はにこにこと笑っていた。 「あなた、何者なの?」 「さぁね。それは最後のお楽しみ。」 「?」(どういう意味なのかな…)でも、その飴を食べてから、自分の気持ちが変わり始めた。 夏祭りは星夜と一緒に花火を見たりして楽しんで終えた。 きれいな星が見える、ある夏の夜のことだった。 星夜から連絡が来た。それは、体調を崩したとのことだった。 私は嫌な予感がしたから、すぐに病院駆け付けた。 「星夜、どうしたの!?大丈夫!?」 「ごめん。天音。俺もう天音とは会えない。」 私は頭の中が一瞬で曇った。 「ね…ねぇ…それってどういう事?」 「あの渡した飴な、本当は普通の飴だったんだ。でも俺は1つだけ…1回しか使えない晴れの力を持ってたんだ。その力を使うと死んでしまうんだ。」 「そんな!どうして?私なんかの為に…嫌だよ。そんなの」 「だからさ、俺の分まで生きてくれ。俺、今日の夜には死ぬんだよ。」 「っ…!!そんなの絶対嫌!!」 「来て天音」 「ちょっと!?星夜くん!?どこ行くの!?」 私たちは屋上まで走った。 「どうしたの星夜…」 「この星、天音とずっと一緒に見たかったんだぁ…やっと見れた。」 「っ…どうして私の為に色々やってくれるの?どうして」 「俺は、天音が好きなんだっ!!」 思い切り、はじけるような声で叫んだ 「星夜…」 「俺さ、天音にずっと笑顔でいて欲しいんだ。だから…ずっと…ずっと…笑っててね。…」 きれいな流れ星が流れる中、星夜はそう言った。 深夜0:00。きれいな星も消えていくとともに彼は消え去っていった。
みんなの答え
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すごい
切ない!でもめちゃエモい!(みなさんの小説読んでエモいを連発してます!笑) なんでこんな切ないストーリーを思いつくんだろう?って思うくらい桜飴さんの小説もとってもよかったです!天音ちゃんと星夜くんっていう名前好き!ストーリーに合っていてすごいと思いました! また書いてください!
切ない、、
みんな元気?しろもちだよ! 正直な感想は、雨女って事に悩んでるってだけで自分の命を使う人なんているのかな?って感じです。 でも、切なくて、感動しました! 最後まで読んでくれてありがとう!