その言葉には、心がありますか?
「ごめん!忘れていたの。」 そうですか。忘れていたんですね。 言葉なんてクソだ。いくらでも言える。「ありがとう」「ごめんね」・・・。 その言葉には、心がありますか? 私の名前は、加藤ゆりか。小学6年生。 元気で明るい女の子、だと思う。 「ゆりかー!あんたに手紙だよー!!」 友達?のまりだ。 「手紙?」 「そう、大吾ちゃんから。」 大吾・・・?ああ、前島大吾か。大吾は同級生だ。 「はい。あ、家に帰ってから開けって、て」 家に帰ってから?と、なると大っぴらには言えない内容なのか。 「うん。」 ー家ー さて、開けますか。 『ゆりかちゃんへ 僕は、ゆりかちゃんのことが好きです。可愛くて、優しくて、賢くて。 付き合って、までは言わないので明日、お返事をください 大吾より』 ・・・ばかばかしい。 私は手紙を、ビリビリと破りながら、呟いた。 好きです、なんていくらでも言えるよ。 「好きです。好きです。あなたが好きです。」 ほら、私でも言えた。 でも、もしかしたら本当かもしれない。ううん。そんなことはない。 だって、本当なら身の前に立って言うべきだ。 ー次の日ー 「あのゆりかちゃん、手紙・・・読んだ?」 「ええ。あまりにばかばかしいので、手紙にしました。では。」 嫌われたっていい。私も、目の前に立って言うほど本気ではないので。 あなたのその言葉には、心がありますか? 終わり メッチー作
みんなの答え
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すいません2回目ですが…
タイトルどおりコメント2回目になってしまうんですが…(許して) 初めて読んだときは、この小説の感想をうまくまとめられずじまいだったので、改めて感想送りたいと思います! ゆりかちゃんの誰も信用出来ていない部分が、私と似通っていると思ってしまって、感情移入しながら読みました。 このゆりかちゃんは、誰のことも信じていないし、多分自分の事もどうでもいいと思っていますよね笑。ラブレターを貰ったら普通嬉しい人が多いと思いますが、自分から『そんな事はない』と否定してるとこも、「自己肯定感、低いんだなぁ」と思いながら読んでいました。 そもそも大吾くんからのラブレターには『可愛くて、優しくて、賢くて。』と書いてありましたが、これは多分ゆりかちゃんが学校で演じている殻のような部分に感じました。冒頭の自己紹介でも『元気で明るい女の子、だと思う』と言い切っていない部分でも、素の自分ではないと感じているのかなと思って読みました。自身の考えが確固としている彼女なら、上っ面だけで好きになる人間は本当に『ばかばかはしい』と思いそうだなと。 色々(本当に色ッ々)書いてしまいましたが、総じて好きです!
なるほど
ゆりかちゃんのはっきりした感じがカッコよかったです!下手に曖昧なこと言って好きでもない人に追い回されたら嫌ですもんね。こういう小説もアリだなぁ。と思いました!とてもよかったです!
男の子可哀想じゃね?
わたしは、この話かわいそうだと思います。 主人公最低だと思います、、、けどねぇ汗 ラブレターも告白の一つだと思うし、なぁ まぁでも、感じ方は人それぞれか。 でも、結構語彙力すごいね! じゃあねー
好きです!
ゆりかちゃんのひねくれ度合いがいいですね!まりちゃんに対しても「友達?」とハテナをつけているのにも、誰も信用していない様子が滲んでます…! 言葉なんてクソだ、が一番好きです!
すごい!
こんにちは 読ませていただきました 私が全然考えてないことが小説になって ゆりかちゃんの意見すごいですね! 「言葉なんてクソだ。いくらでも言える」 がとても心に響きました そうですよね!この小説で人間は怖い、人間は何も持たなくても 武器を持っている、言葉を発する権利は誰にでもあると わかりました 考えていると自分はずっとなんにも考えずに言葉を発していました 言葉に心なんて信頼できる人でも無理だと思います この小説を作ってくれてありがとうございます!