また逢う日まで。
「ね、あたしたちってお似合いだと思わない?」 ふと、彼女が言った。 「…仮にそうだとしても、今言うべきでないってことは確かだね。」 「なあに、こんなときでもキミはブレないねえ。」 雨の匂いと、遠くから響き渡る銃声の中で、彼女はそう言った。 「なんだっけえ、吊橋効果みたいなやつ~…死にそうな時って惚れっぽくなるんだよね?」 「何か違うし、今際の際に吐く冗談としては随分ありきたりだけれど。」 「冗談じゃないって言ったら?」 「…そう」 「照れてるの?キミも意外と可愛いとこあるじゃない。」 「一言余計。」 少しかすれた声で発せられた言葉の意味と、肌に当たる草と葉は、痛くて、少しだけくすぐったかった。 「ね」 「何?」 「…また会おうね。」 「…いつの話?」 「どうだろうねえ」 痛みなんかは、もうあまり気にならなかった 「…ねえ」 「なあに?」 「君のこと、嫌いじゃなかったよ。」 「……今言う言葉?」 「さあね」 だんだんと近づいてくる銃声は、もうどうでも良かった 「…またね」 「うん」 だん、という音が聞こえたその瞬間 君と私は、最初のキスをした。
みんなの答え
辛口の答え
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なんか深いし。
「またね」って言ったから.... また会う約束したるし。 最後の、じゃなくて、最初の.... また、キスできるのかなぁ。 深くて、面白かった。
いい話ー
すこーし怖いけど、すんごく面白かった! 最後にキスなんて…‥‥…
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