もう、要らない。
「付き合ってください」「いいよ」 卒業式の2日ほど前のこと。嬉しかった。私にも彼氏ができて、告白されて。 卒業式の直前、少しいちゃつく。男子は少し嫉妬し、少し喜び、女子は素直に喜んだ。 はず。 両手で数えられるほどしか、幸せは来なかった。 春休み、遊ぶ約束をしたのに1度も来なかった。 そのまま中学生になった。 来てくれなかった理由を知りたくて、寂しくて、入学式の帰りに話しかける。 「春休み何かあったの?」 「浮気、してないよね?」 (は???????????) 「え?なんで?」 「友達に付き合ったことを報告したら、REOが浮気してるって…」 「なわけないでしょ!!!!!!!!!」 「…だよね」 「うん」 一瞬聞いて、身に覚えのない行動に衝撃を隠せなかった。 (だから来なかったのか…) 家に戻ってかんがえなおす。 「…!」 (まさか…な?) とあることを思い出した。 私には、5年生の時に付き合うまでにはいかないものの、直前までいった仲の良かった男子がいた。 一緒に帰っているとき、ほかの友達と話して「付き合ってるの?」って聞かれたとき、 その男子が冗談で「うん」と答えた時があった。 そういうことか…と納得した。 誤解を解こうと明日へ向けて 「嫌な気配」 を感じながら眠りについた。 次の日、とりあえず友達に相談したら、私へ同情してくれた。 自信が持てた。 でも、私はそんなものでは足りない。 残念ながら私はヘタレだ。 気まずくて、何か嫌で、話しかけられなかった。 そんな私を殴りたい。 もじもじだらだらしていたら、かなりの日数が立っていた。 「ごめん。別れて。」 「…!」 驚きすぎて何もできなかった。 信じられなくなった。だそう とりあえず、受け入れた。 流石に許せなくて、元凶にキレに行こうとした。 次の朝、知り合いの奴に 「振られたんでしょ?」 と言われた。 キレそうになった。 別れたくて別れたわけじゃねーんだよ まだ好きだよ… そこから、人の精神を壊しておいてのうのうと暮らしている元凶たちが許せず、 でも、話に行けない自分が情けなくて、 手首をカッターナイフで軽く切った。 ヘタレでよかったと感じた。 信用していた数少ない友達にはびっくりされた。少し、引かれた。 分かってくれると思っていたのに… 味方はいないと察した。 私の人生、ろくなことがない 消えたい… … … … … 「速報です。○○県○○市で中学1年生の 櫻井麗央 (さくらい れお)さんが中学校へ行ったきり、行方不明となって………… REOのために泣いてくれたのは信用していた数少ない友達と元カレだけだった。 「本当に」それだけだった。 その程度だ。私は。 私は、一般人。何の変哲もない。 そんな私は、地獄で、泣いてくれた人たちの幸せを祈り続けた。 私は、幸せを知らない。
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悲しい
切ない物語だ。 ただちょっと怖かった
悲しい…
すごくミステリアスでとでも怖いですが、感動しました