幼い私の告白 短編小説
おはじきが崩れた。 両親は共働きで夜遅くまで帰って来ない。1人で留守番は心配だから、と両親は幼い私は学童へ通わせた。学校の延長線上に学童があって、放課後毎日足を運ぶ。学童は保育園みたいな場所だ。 放課後、友達がランドセル背負って、楽しそうに話しながら校門を抜ける姿を窓から見届ける。それが終わると、私は教室の埃を蹴り飛ばす。帰路の音楽が笑い声と共に流れ始める。大嫌いな音楽。埃をとにかく強く、遠くに飛ばしてやる。そうやってムキになる私の手を彼は掴む。学童行こう、と彼は私の手を引っ張る。彼は隣の家に住む幼馴染。彼の両親も共働きで、彼も家に帰ってもひとりぼっち。小学校に上がるまでは、犬猿の仲であったが、次第に歩み寄るようになった。小さな苺味の飴玉を、ん、と差し出してきたのが彼。ん、と受け取った私。小さな口の中で飴玉を転がし、寝転がって遊んだ。両親に見つかれば、般若(はんにゃ)になって怒っただろう。2人だけの秘密、とくすくす笑い合った。 学童が終わると、彼と手を繋いで帰る。友達が、彼氏と彼女みたいだねって私達を見て言った。意味はいまいち分からないが、大人みたいでかっこいい。彼氏になってもらうには、まずは好きって言うんだよ。と友達が自慢げに言ったのを思い出した。だから、学童で、彼の好きな青色の折り紙に、大きく、すきって書いた。そして、最近学童で習った、犬の形に折った。それをズボンのポケットに入れて、彼の元へ走った。 彼はおはじきを積み木みたいにして、遊んでいる。ん、とポケットから犬を取り出して彼に差し出す。ん、と受け取る彼。思わず、口角が上がってしまう。開いてみてって言うと彼は丁寧に、犬から三角形、正方形へと戻していく。彼はおはじきみたいに目を輝かせる。僕もすき!って言って、ぎゅっと抱きしめる。彼の体温が温かくて、思わず抱きしめ返す。彼の柔らかい髪の毛が耳にかかってくすぐったい。かれしになってくれる?って問うと、彼は私の背中から腕を離した。そっと体を離すと、彼はきょとんとしている。どうしたの?と問うと、かれしって何?って問われる。がしゃん、と3つしか積むことができなかったおはじきが崩れた。
みんなの答え
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とっても面白いです(泣)
こんにちは、ミラクル☆スマイルです! ♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪←今の気分!((こいつ気分屋かよ 本題↓ めちゃくちゃ面白かったです!幼いとやっぱそうなるんだなって言うのがよくわかりました! またかいてください!ではまたぁー(#^.^#)マタネ^o^
感動!!!!!!!!!
幼さがよくわかる!やっぱり幼さが大きいと,愛の告白とかー恥ずかしがらないんだ!(笑)