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128√e980 数学の時間。後ろの席から声が聞こえた。 「なーなー、この数式ってどういう意味?」 これは朝飯前。何回も聞かれたセリフだ。 「よく考えなよ」 ノートを取っている私にそんな言葉は返せない。 「え~、聞けるの、お前しかいねーし」 確かにそうだ。先週席替えをして亮の周りは話したことが無い人だらけ。 というか私話せるよね?? 「別にいいけど、授業の邪魔だから教えるのは放課後!」 間一髪を押し入れて授業に戻った。 ブツブツ文句を言う、亮の声も聞こえた。 放課後。まばらに教室に人がいる時亮が、「理科室に行こう」と言ったので、「数学は?」と私が言うと。 「そこで勉強するの!人がいるとなんか集中できないし」 ぐいぐい腕を引っ張る亮の手が暖かくてなんだか私まで温かくなりそうだった。 「―――でね、ここは√を書いて」 「へいへい」 理科室に連れられて数学のお勉強中。 亮が解いている時は私も物理の宿題をしたり課題を終わらせたり。 「そういえば亮は何で理科室を選んだの?」 音楽室とか図書室とかもあるのに……。 「え!?いや、別に。近いしいいかな~って」 ……あやしい! 「ほら~早く教えろよ」 「なにそれ、教えてくれる人に失礼よ」 まあいいや。いつか教えてくれるだろうし。 「ほら、57ページ開いて!」 半分眠そうな亮に私はぐっと念を込めて背中を叩いた。 「……?」 どうやら私が寝てしまったようだ。 「起きた」 亮がはにかみ笑顔で私を見た。 「ホームチャイムって鳴った……?」 「鳴ったよ。5分前」 「え!?帰らないと―――」 「大丈夫。先生には言ってある。『理科室で勉強します』って」 高校に入ってから『教室許可書』が出来て、7時まで使える。 事前に親に連絡されて、特にテスト前に人気だ。 「そうなの……」 ふいに黒板を見ると。 「!?」 数式が書いてある! 亮が書いたのだろうか。 「あ、見た?」 「見たよ……。何これ」 128√980っておかしいじゃない。 「まーまー見ていて」 そして黒板消しでシュッと半分を消した。 「……ん…」 ILOVEYOU 隠されたメッセージは誰にでも気付くことはできない。 「私も、だよ―――」 この夢が解ける前に。 6時59分。 私たちは吸いつけられるかのように唇と唇を合わせた。 7時のチャイムが鳴ったのは、結婚式のベルみたいだった―――。 END
みんなの答え
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これ知ってる!
みんな元気?しろもちだよ! 128√e980がI LOVE YOUになるのに知ってる! TikTokで見たことあるの。 それを上手く物語にしててすごい! 最後まで読んでくれてありがとう!