また、会う日まで
私には、生まれた病院も、保育園も、幼稚園も、小学校も一緒の親友がいる。…いや、「いた」と言った方が正しいか。 その親友は、中学校の入学式の前に亡くなってしまったからだ。入学式直前に亡くなるなんて、小説とかでよくあるパターンだ。私は、こんな事しか頭に浮かばなかった。親友の葬儀でも泣けなかった。親友が死んだら、絶対泣くと思っていたのに。 なのに、私は………泣けなかったんだ… 親友の葬儀があった夜、私はスマホを壊した。…自分でも、バカだと思う。 なぜ壊したかって?親友が亡くなった原因は、私だからだ。私が、歩きスマホをしていて、そこにトラックがやってきて。 ああ、異世界転生でもすんのかな…って、呑気なことばっか考えてた。親友が私を守って、トラックのまえに飛び出すまでは。 私も重傷を負った。でも、親友がクッションになって、死ななかった。 …親友は、笑ってた。私を心配させないようにって。私が罪の意識に苛まれないようにって。 ごめんなさい、私の大切な親友。あと…ごめんね、パパとママ。私、親友に謝りに行ってくる。天国に行けるかどうかは、分かんないけど…。 今日も、娘がいない朝を迎える。無造作に、テレビをつける。 ニュースキャスターの声。 「これは、自殺した中学生の◯◯さんの日記です。」 俺は、テレビを消した。