一つだけ、次元が違う
ウソみたいに綺麗な夜空。 ここ、星夢学園中等部は、星が好きな人が集まる。ここに入学するのも星の知識を試して選ぶ。 でも。クラスメート全員が星が好きなわけじゃない。ただ、自分を極めるだけのクラス。と思っている人も少なくはない。全寮制とはいえ、星好き、極めるだけの真っ二つになっている。 「わあっ、星空綺麗!!」「うるせえ」「勉強の邪魔よ。」「でも見てっ…星が綺麗だよ…」 仲間割れ、全然珍しくない。それどころか、星をバカにっ…!! やっぱり私は無理だった、お姉ちゃんみたいに星を広めるとか…。 「星尾 みつきってお前か?」 ん?私の名前が呼ばれるなんて珍し…い 「お前と、星友になりたい。」 見上げると、高等部の先輩がいた。星の研究を極める人が集まる、中等部とは全然大違いの高等部の先輩だあ!! 「喜んで!!星尾 みつきです!!ふつつかものですが、どうかよろしくお願いいたします!!高等部の先輩がかいたレポートは、最高に美しくって!!」 一人で、喋りすぎた。 「お前、一等星か?」 違う。私じゃない。 「いえっ!!私なんか一等星、でもなんでもない!!行方不明になっているお姉ちゃんが、本当の一等星です!」 先輩は、言った。あの人の名前を。 「星尾 みれい先輩か… ずっと、お前の事、話してた。星好きな妹がいるって。そいつも。いつかこの高校に入ってくるから。ってな」 ぼろぼろ涙が出る。泣いちゃヤダ!! 「お姉ちゃああああああん!!早く帰ってきてよお!!お姉ちゃあああああああああん!!」 一人叫んだ。先輩の温かい手 「泣くな。大丈夫だ。」 ここは、次元が違う。 それから私は泣き続けた。 すると、温かい日差しに包まれた。 「ただいま。みつきっ…、青星くん」 お姉ちゃんはもう透けてしまっている。 「先輩、お帰りなさい。」 「お姉ちゃん、お帰りなさい。」 「ただいま。また、明日っ…!!」 お姉ちゃんは、泣き顔のまま、さって行った 「先輩、お姉ちゃんに会えて嬉しい。」 「泣くな。これからは俺がお兄ちゃんになってやる」 やっぱり、一つだけ、次元が違うことが分かった。