恋のしおり
「ねぇ!ちょっと聞いて!不思議なことが起きたの!」 そう言って私は、ある図書委員会の男の子に声を掛けた。 「また―?どうせお前のいう事件は大したことないんだからさ。」 そういいながら答えるメガネの男の子は、一緒のクラスの岸田誠也(きしだせいや)。家が近くて、幼馴染。毎日相談に乗ってくれる優しい子。 「それより見て!この新作の本!」 私はそう言って、手に持っているミステリー小説を見せた。 「その本がどうしたん」 「この本を借りようと思ったら、しおりが挟まれていたの。だから、持ち主に届けてあげようと思って抜いたら私の名前が書いてあったの!私がこの本を借りた覚えはないし、ってさ!不思議じゃない?」 「どうせ自分の記憶にないだけだろ。」 「いや!借りてない!あと私の名前が書いてあるんだよ?」 「すぐ解決する。じゃあな」 誠也くんはそう言って図書室を後にした。 「もう!絶対一人で解決してやるんだから!」 私はそう言って教室に戻った。 ――――― 放課後、一人でしおりのことを調べていたら、図書室の先生が声をかけてきた。 「どうしたの?」 私は、しおりのことを説明した。そしたら、何故か図書室の先生は笑った。 「そのことなら大丈夫よ。それは、昔からよくあるおまじないなの。自分のしおりに好きな人と名前を書いて、そのしおりを大事に使って本を読み終えたら、両思いになるって言うの。きっとあなたに片想い中の子がいるのね。」 そう言ってどこかへ行ってしまった。 私に片思い?そんなわけない。やっぱり、記憶にないだけかもしれない。私は一瞬そう思った。いや待てよ?確か、ここの本貸出機は、借りた本の題名と借りた人が映し出されるはず… そう思って、恐る恐るバーコードを読み込ませてみる。そしたら、借りた人は一人しかいなかった。 「岸田誠也…って!これ誠也君の名前!じゃ、じゃあ、あの本を借りたのは誠也君で…ってなると私の名前を書いてしおりのおまじないをしていたのは…」 そういった瞬間、うしろから本がバサッと落ちる音がした。 振り返ってみると、顔を赤くした『犯人』がそこにはいた。 りうらがいないとせかいがおわる・・・です!@自称天才るなから改名してひさしぶりにきずなんにもどってきました。ちょっと恋愛小説を書いてみたのですが…初心者なのでまだ完ぺきではないです(汗)ぜひアドバイスしてくれると嬉しいです