恋なんてしない!
『ペアを作ってくださーい』 はぁ。最悪だ。陰キャぼっちの私・山下澄花には、先生のこの言葉は悪魔の囁きのように聞こえる。バドミントンのペアなんて、そっちで勝手に決めてほしいんだけどなぁ。(でもそれだと、陽キャ達が怒るか…)そんなわけで、どうせ余ってしまうんだろうな、と諦めていたその時だった。 『ねぇ、山下さん、一緒にペア組まない?』 背後から聞こえてきた声に、思わずびくっとする。振り返ってみると、同じ班の飯村真希ちゃんがいた。真希ちゃんには二人の親友がいて、その二人のうちのどちらかとペアを組むだろうと思っていたので、声の主が真希ちゃんだと分かって二度びっくりする。でもまぁ、ペアいないし、真希ちゃんはスポーツ万能だし、そして何より余りたくなかったから、喜んで頷いた。 でも、真希ちゃんが親友とペアを組まなかったのは、やっぱり不思議だった。どうして私なんかと組んだのだろう。 試合が終わり、お茶を飲んで休憩する。ふと横を見ると、真希ちゃんとその友達が、何か話していた。決して盗み聞きするつもりはなかったのだが、その友達が「何であいつとペア組まなかったの?」と真希ちゃんに質問していたので、私も気になって、つい聞き耳を立ててしまった。 真希ちゃんと親友二人は、ある男子と仲が良かった。親友のうちの一人は、その男子に恋をしていた。しかし、もう一人の親友が、好きでもないのにその男子と付き合った。それを真希ちゃんが注意したら、喧嘩になってもう縁を切ったらしい。 この話を聞いて、私はぞっとした。恋愛ってのは、友情を壊すことができるんだな。そして誓った。私は恋なんてしない、愛するのは家族と推し(と数少ない友達)だけにする、と。 ーendー どうだったでしょうか?実話をもとに書いてみました!短編小説を投稿するのは初めてだったので、少し文章がおかしいところがあったかもしれません!感想お待ちしています!