日常
今日も、なんの変哲もない1日が始まる。 朝起き、飯を食べ、着替え、登校する。 ただの毎日である。なんの変哲もない。 もちろん、学校でもやることは毎日と一緒。 ただ勉強し、休み時間には友達と話す。 なんの変哲もない。 家に帰ったとしても、やることは変わらない。 とりあえずゲームをし、宿題をして、飯を食い、寝る。 たったそれだけのなんの変哲もない日常。 きっとそれが幸せと言うことなのだろう。 どこにも代わり映えがない、ただただ過ぎゆく日々を見つめていることが、 世間一般で言う「生きる喜び」なのだろう。 自分の毎日に、起きることは必ず変わらない。 誰かがハプニングとか言って、 起きることは驚きもクソもない過去に起きたような何か。 自分の個性とか言うものも疑えるものだ。 ただ毎日を過ごすだけ。たったそれだけのどこに個性を見出せようか。 自分の指紋すら、本当の個性なのかを疑う。 変哲のない喜び。空白の幸せ。 そんなものが一般であってどうなるというのか。 何が嬉しくて。何が楽しくて。一体何に希望を持ち合わせてみんなが生きているのか。 何もかもがわからない。 一体そんな人生の何に生きがいを見出せよう? やけに見晴らしのいい場所。何もかもが見える。自分の足元にも薄明るい光が見える場所。 そして、それはまるで一歩踏み出すだけで、その薄明るいところに潜り込んでいけそうな場所だ。 今、私はそこに一歩踏み込む。何かを察した友人が「行くな」と声をかけたとしても私はおそらく踏み込んでいくだろう。 これが唯一の 「代わり映えのある新しい1日」 にする方法だから。 一足先に、失礼するよ。 (この物語はフィクションです。 実際の人物、出来事には一切関係ありません。)