短編小説みんなの答え:6

本当の愛。ー恋の始まりー

「恋愛」とは何か?恋に落ちる、愛しあえる…。結ばれた2人だからこそ本当の「恋愛」の意味がわかるのではないか。私の名前は佐野千里(さのちさと)。中学2年生。図書委員に入っている。母が真面目で難関校の受験対策として週3日、塾に通っている。部活から帰ってきてすぐに塾へ向かう。22時過ぎに帰宅し、少しだけ軽食をとり、塾や学校の課題をし日付が変わる頃に寝る。ほぼ毎週、同じような生活を繰り返して生きてきた。頭が良い方だが最近、テストの結果がイマイチだ。勉強に悩ませられる日々だ。クラス替えをし、新学期、私は鈴村勇人(すずむらはやと)に初恋をした。今まで「人を愛す」「異性の人を好きになる」とは無関係な世界で生きてきた。だから授業に集中できない。勇人は隣のクラスのメガネをかけたカッコいい男の子。1年生の頃はクラスが離れていて話す機会がなかった。始業式の日、こんな人がいたのかと他人事に思っていたが恋に落ちた。ある日の休み時間、手を洗って教室に入ろうとしたときいきなり勇人に声をかけられた。「あの、◯組の子だよね。(私のクラスメイトの)〇〇呼んでくれる?」と。「いいよ。まってて」と言ってその子を連れてきた。そしたら「ありがとうっ。」と言われてウィンクをされた。胸の鼓動が良く聞こえた。私の勉強のライバル的な存在、小林香奈(こばやしかな)がある日、私、彼氏できたんだ。とみんなに言い回していた。香奈は一人っ子で少し甘えん坊。勉強ができて運動が苦手。女子力がすごく高い。ある日、本を読んでいると香奈の彼氏は勇人だということが耳に聞こえた。はっきりと。「私、男の子に嫌われちゃうタイプなんだよなー。」とか「最近、全然、勇人、LINEを返してくれない」とか言っている。先生にも恋愛相談をしていた。私はキャピキャピした女子がはっきり言って嫌いだ。自分にやきもちをやいたような気持ちで過ごしていた。期末テストが近づき勉強ですっかり恋はさめていた。私はテストが近づくと朝、はやく学校へ行き一人で勉強をする。教室を独り占めできるからだ。いつものようにはやく学校へ行きワークの問題を解いていると勇人が教室の前に来てこっちへ来ての合図を手で示した。私は教室を見回した。もちろん香奈はいなくて私1人だ。駆け足で勇人の方へ向かった。 「千里が好きだ」と言われ返事は昼休み図書室で。と書かれたメモを受け取った。顔が真っ赤になりながら

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