空
私は空が好きで、よく空を見る。 みんなが私を無視していても、空だけは違う。空は、いつも私と会話してくれる。 私が辛いとき、空も一緒に悲しんでくれるし、私が嬉しいときは空も一緒に喜んでくれる。 いつかね、私は空に行きたいんだ。 私を見守ってくれている空に、感謝を伝えるために。 私は、一番高いところに登った。 私が行ける、高いところまで。 屋上は暖かくて、太陽が私を包み込んでくれているみたいだった。 屋上から見た景色は、何もかもが小さく見えた。あの子達も、あの家も。私自身も。 でも空は、ここから見ても何も変わらなかった。いつもと同じように私を見てて、いつもと同じくらい大きかった。 「いつも見守っていてくれて、ありがとう。」 空に向かって言ってみたけど、きっと今はまだ届かないと思う。 でも、それでいい。いつか、私がもっと大きくなったとき、また同じ言葉を言うんだ。 きっとそれまで空は変わらず見守っててくれるから。