『愛してる』
『愛してるよ。』 たったその一言でいい。優しく微笑みながら、その一言を言って欲しかった、のに。 誰にも言ってもらえないまま、私の人生終わっちゃうのかなー……。言われて、みたかったなー……。 泣きそうになるのを堪え、雪がしとしと降っている窓の外を見る。 もう今年の桜は見れないのかなぁ。満開の桜、見たかったなぁ。 堪えきれず、涙が一粒こぼれた時だった。 「サークラッ。」 ドアが開き、ポニーテール姿の女の子が入ってきた。 「ハ…ナ……。」 かすれた声で、私の親友の名前を呼ぶ。 「さくら、久しぶり。会いたかったー!」 ほとんど喋れない私に気を遣いながらも、笑顔でいつもと変わらず話してくれるハナは、相変わらず優しい。 涙が次々に溢れ出て来るのにも、何か言ってくるわけではなく、そっとしておいてくれる。 ハナが一方的に喋る形になってしまうけど、ハナが話してくれる面白い話題は尽きない。 いつものように楽しく聞いていた、その時だった。 「ゲホッ、ゴホッ、ゲホッ、ホッ!」 咳こんでしまい、倒れて――。そこからは、記憶がない。 「サクラ…?サッ、サクラ!」 ハナが涙目で私を抱きしめる。 息が苦しくてせき込むと、慌てて手を放してくれた。本当はもっと抱きしめられたかった。 この命がもう長くないことを知り、涙が一粒だけ頬をつたった。 「サクラ、これ、っ、覚えてるっ……?」 涙交じりにハナが見せてきたのは、桜の花びらだ。 あぁ、最初に会った時も、桜の花びらがきっかけだったなぁ。 『ねぇ、どうしたの?』 両親が離婚し、お母さんについていったけれど、お酒を飲むようになってからは暴力を振ってくるようになってきて、生きるのが辛くなった時に、ハナと出会った。 お母さんは暴行罪で逮捕され、釈放されても帰ってこなかった。 中学生になってからは一人暮らしをするようになったけれど、学校では犯罪者の子供ということでいじめにあい、もう嫌だ、と泣いていると、ハナが話しかけてきてくれた。 桜の花びらを見せてくれて、私たち、友達だよ、と言ってくれた。 唯一の話し相手ができ、希望の光が見えたところで、余命一ヶ月だという難病にかかったてしまった。 必死に首を縦に振りながら、涙をぽろぽろこぼす。 「サクラ、辛かったよね…っ。ごめんね、何もしてあげれなくて………っ!」 私の家庭事情を知っているハナは、私の手をそっと握りながら必死に謝った。 「ハ…………、ナ…!あ、り……が、と、う……。」 それだけ言ってから、目を閉じる。 「愛してるっ!サクラっっっ!」 あぁ、やっと言ってもらえた。私もだよ、ハナ。 私も……、愛、してる……! どうも、小説書くの始めてな#れもねいどです! 下手すぎて自分で泣けてきちゃいました(泣) できれば辛口NGでコメントお願いします!