短編小説みんなの答え:7

天国の世界。

「天国の世界」 私はものすごい難病を持っている。 寿命は今日中には無くなるだろう… 最期は家族みんなで見送ってとお願いしていた。 ほら目が閉じてくる。 私ももうこの世とはおさらばだね… 目を開ければそこは薄暗い世界。 私は状況を理解できなくて少し固まっていた。 そしたら1人の人が目の前を走ってきた。 「これ、あなたですか?」 その女性は私の体を持っていた。 「はい。」 なぜか口からその声が出た。 私の体は体だからいいんだけど。 どうやらここは天国… 横を見れば人がたくさんいることに気づいた。 (あれ?なんだろう“現実へのすべり台”って) 左には“現実へのすべり台”の看板がついた大きな穴があった。 色々な人がその穴に入っていく。 「それ、生き返るんですか?」 「いいえ。幽霊として現実を見れるのです。 もちろん幽霊ですから現実の人からは姿も見えず、言葉も聞こえません。 幽霊側は現実の人が見えて喋っている声も聞こえますよ。」 「あ、そうなんですね…」 私は特にそんなの考えてなかった。 「生き返りたいんですか?」 「はい。私、12年しか生きてなくて…」 「生き返る事はできませんが新たな人生ならお作ります。 ただし、記憶は全て消し取られます。」 「…」 私は記憶が消えるのは本当に嫌なことだった。 だってずっと頑張って生きた人生を失いたくないからだ。 でも私は考えた。 (でも私が産まれたのも前世の人が優輝を出して記憶を無くしてくれたんだ。) そしたら横の人が喋ってきた。 「新人?」 「あ、今日来ました。眞壁美綾です」 「美綾、よろしくね。私は佐藤香夢だよ」 「あの、新しい人生行こうと思いますか?」 「いつかはね…あと、タメ口でいいよ。」 「ありがとう。確かに中々行けないもんね。」 「まだ勇気ってのがたりないの!」 「だよね…」 なぜか香夢とは仲良くなっていた。 天国も悪くなさそうだし… このまま過ごそうかな。 ありがとうみんな… 現実世界では 「美綾、お空でも見守っていてね」 そんな声が毎日聞こえるのさ。 やっぱ死にたくなかったよ… お母さん、お父さん、お姉ちゃん、蒼、いままでありがとう。 一生忘れない思い出だったよ。 愛してる… 何もできなくて役立たずの娘でごめんね。 でも私は後悔なんて1つもない楽しい人生だったよ 改めてもう一度。 ありがとう。 END

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