短編小説みんなの答え:1

雪華草の妖精

現在時刻夜の11:30 私は今夢の中にいる。 ここはどこ、、、あー、ここは母方の祖母の、おばあちゃんの庭だ。懐かしいな。 おばあちゃんの庭には小洒落た二人分のイスとテーブルがあって周りにはおじいちゃんの大好きだった赤いバラそして所々には おばあちゃんが大好きだった雪華草(ユキハナソウ)が可愛らしく咲いている。 、、、ふと香ばしい紅茶の香りが、、気づくと二人分のイスの一つに女性が座って紅茶が入っているティーカップのとってをつまんで紅茶を飲もうとしていた。その女性はきれいで豊かな銀髪の髪をもっており、服は白い布地に銀色の花の刺繍が入ったまるでお姫様が来ているようなドレスにお人形みたいなきれいな顔、透き通るような真っ白な肌、瞳は吸い寄せられるような、星を詰め込んだガラスのような翡翠色。 この世のものとは思えない美しさ。私が見とれている間に女性は紅茶を一口飲み、こちらに顔を向け微笑みかけて私に話しかけてきた。 「こっちにおいで。」 私はまるでなにかに引っ張られるようにその女性のそばに行った。 「お座りになって。」 その女性が細く白い手を出して女性が座っている目のまえにあるイスを私に勧めた。私は座った。事前に用意されていたティーカップや周りの花よりもその美しい女性に目がいってしまっていた。私の視線に女性が気づくと。「ごめんなさい。まずは自己紹介からね。初めまして。私は白花(びゃっか)といいます。あなたは?」と問われたので一瞬戸惑いながらも「私は、青凪百花(あおなぎももか)です。」と答えた。 そうすると白花さんは「あなたが百花さんね。」と嬉しそうに微笑んでいる。「会えて嬉しいわ。百花。」私は私の名前を白花さんに呼ばれたとき、なんとなく暖かくなった。「私も会えて嬉しいです。」と答えると白花さんはまた嬉しそうに微笑んだ。私は緊張しながらも紅茶を一口飲んで、あたりをしばらく見渡していると白花さんが「もうそろそろ時間ね、、。」と悲しそうに呟いた。私はなんのことか分からず、 戸惑っていた。その時、突然視界が霞んできた。「百花、一花(いちか)さんによろしくね。」白花さんはどこか悲しそうにそう言った。 その言葉は私の耳に濃く、強く残った。 、、、気づけば自分のヘアのベッドの上にいた。下の階から母が私を呼んでいる。「百花~。朝ごはんできたよ~。」 私は急いで下に降りて、朝ごはんを食べて学校へ行く支度をしながらおばあちゃんが昔、話してくれたことを思い出していた。 7年前、、、 私が小学生の頃、夏休みにおばあちゃんの家に帰省しその晩、妙に眠れなかったのでおばあちゃんが昔話をしてくれた。「おばあちゃんね、昔、百花と同じぐらいのときにこの家の庭で妖精さんを見たの。その妖精さんはまるでおばあちゃんの大好きな雪華草みたいで、一緒にダージリンっていう紅茶を飲んでお話したの。それはそれは楽しくってね。おばあちゃん、その当時はあまりお友達がいなかったから、お友達になってくださいって言ったら、その妖精さんはもちろんって言ってくれたの。名前は白花さんていうの。おばあちゃんの唯一無二のお友達なの。だからね、あなたが生まれたとき、あなたの名前をあなたのお母さんに頼んで白花さんの名前に私の名前の一花という文字の一を加えて百花にしてもらったの。あなたのお母さんの名前はおじいちゃんがどうしてもこれがいいってのがあったから、、。素敵でしょ?それで、その時飲んだダージリンっていう紅茶と雪華草はおばあちゃんのこの世で一番大好きなものになったの。」と笑いながらおばあちゃんは語った。「私も白花さんに会えるかな?」と聞くとおばあちゃんは「私もあれから会えていないの、、、。百花がいい子にしてたら会えるかもね。」と笑いながら答えた。 、、、支度が終わり、靴を履いて、玄関に飾ってあるおばあちゃんとおじいちゃんの写真に向かって私は、 「おばあちゃん、白花さんに会えたよ。紅茶も飲んで少しだけだったけどお話したよ。そしたらねおばあちゃんによろしくって言ってた。おばあちゃんの言ってた通り素敵な方だったよ。今度のお盆は、おばあちゃんの好きだったダージリンと雪華草とおじいちゃんが好きだった赤いバラを持ってお参りに来るからね。」私はそう言い終えてドアを開けると優しい暖かな風がほのかにダージリンの香りを運んで入ってきたように感じた。 「おばあちゃん、おじいちゃん、それに白花さん、行ってきます。」私は笑顔で学校に向かった。                                                                          完 これを読んでくださった方へ 感想をいただけると嬉しいです(*^▽^*)誤字脱字があったらごめんなさい、、、 では、またどこかで(^^)/

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