とある春の桜の話
彼女はそこにいた。 桜の花びらが散っているなか、 そこにふゎっと精霊のように 現れた。 正直、何かの夢かと思っただけど 彼女は、俺に気づいたのかこっち に向かってきて来て耳元で 『 』とささやいた。 そしてくしゃっと笑って消えた。 、、、、さっきのは夢だったのか、 と俺は驚いていた。 なんだってさっき出会った彼女は、 車にひかれて死ぬところの 俺を庇ってに交通事故に遭った おれの幼馴染何だから。 見間違えるはずがない。 ずっと好きだったんだから。 そんな事を考えてると 桜の大木の下に何かが光っている 事に気がついた。 そこに行くと、あるキーホルダーが 落ちていた。 それは、桜がいつも付けていた キーホルダーだった。 これはお揃いで桜はサクラの、 俺は、橘の花だ。 なんせ、俺の名前は光橘(みつき) なのだから。 桜と橘は対となる花だ。 だから、二つで一つだね、と話していた。 俺は急に二つとも一緒に させたくななった。 俺は走り出した。 そんな俺を木の上から桜は フッと笑って さっきの言葉を繰り返した。 『好きだよ、光橘。』