短編小説みんなの答え:4

ちょっとの勇気。‐ラブコメ‐

私は蒼井琉奈。あおいるなと読む。中学3年生の15歳だ。 私にはほんのちょっとだけ気になっている人がいる。 それは、同級生の彩美陸君だ。あやびりくと読む。 クラスは離れてしまったけど、隣のクラスだから変わらない。 ほんのちょっと気になっているっていうのは、ちょっと照れ屋で弱気そうというところがあまりタイプではないから。 でもなぜかね、胸の奥の方で心がドキドキしちゃうんだよね。 ある日の放課後。公園でクラスのみんなと遊んだ。その中には、リク君もいた。 みんなたっぷり遊んだ後、どんどん解散していき、最後は私とリクくんの二人だけになった。 二人だったら楽しくないし、解散することになった。二人一緒のベンチで水分補給をしていると、私はやっぱりどうしてか、胸の奥の方でトクットクットクッって、胸の鼓動が鳴りやまない。 リク君の方をチラって見たら、リク君も顔がちょっぴり赤くなっていた。そしたら、二人でバチッって目が合っちゃった。 二人とも耳まで顔が赤くなり、目をそらした。 リク君は、照れながらもつぶやいた。 「るっ、ルナちゃんは、好きな人っているの?」 「え?」 私はびっくりして、とっさにこう答えた。 「気になってる、人はね。」 「そっか」 私たちは短い会話をして、解散した。 次の日の事だった。急すぎた。リクくんは放課後、急に告ってきた。 「ルナちゃん、好きなんだ…」 私は急に言われたので頭が真っ白で、「ちょっと考えさせて!」と言って逃げてしまった。 友達が毎日のように彼氏の話をし合ってる。 そんなの夢みたい。両思いだったのかな。私は首を振って寝れない頭を揺さぶって無理やり寝た。 次の日は、リク君の入っている剣道部の試合があった。 私はリク君の試合をちょっと見に行ってみると、リク君はいつもと違って必死で真剣な顔だった。 私の胸は、トクットクッからドキンドキンに変わった気がした。 リク君はその日、剣道で見事に優勝した。 試合の日の放課後。リク君は、公園で私を真剣な顔で見た。 「ルナちゃん……!すっ、好きなんだ…」 私はいつもと違い、ドキン、ドキンと鼓動を鳴らして、赤い顔のまま言った。 「わっっ、私もっ!リク君の事が好きだよ…」 リク君はもっと赤くなった。今度は首まで赤くなっている。 私は勇気を振り絞って、つぶやいた。 「リク君は、諦めずに勇気を出して告白してくれたよね。だから、今度は私が勇気を出す番だね。」 そう言って、私はリク君に口づけした――

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