青の1週間
うちの家系は昔から見てはいけないものが見えてしまう けれど この世のものではないものが見えても 決して反応してはいけない 見えていないかのようにしなければいけない それが先祖代々からの約束ですよ 触れられない ずっと大好きだった人がいる やっと会えたのに 絶対に彼には触れられない あの日から、あの日あなたと出会ってから ずっと大好きだった それだけはいつか伝えようって どんな悲しい結末になろうとも それだけは伝えてからもう一度前を向こうって そんな願いはもう叶わない ___いきなり連絡すみません、合宿でお世話になった学校さん達には一応伝えとくべきだと思いまして ある部活の最中、顧問から集合がかかった 今年の夏、共に合宿で同じ時間をすごした学校の部員が亡くなったとの連絡があったらしい その人の名前を聞いた時、私はなにも考えられなくなった ペアになって色んなことを教えてくれた優しい先輩 何度も微笑みかけてくれた あの1週間で彼のことが忘れられなくなった 彼に彼女がいることは知ってる 私はただの他の学校の後輩 それだけの関係だからこそ踏み出せなかった 私は今、彼のお墓の前にいる 練習をきりあげ、部員みんなでお墓参りに来た お墓の横には彼が優しいような、悲しいような表情で立ちすくみこちらを見ている けれどそちらに目を向けてはいけない ただお墓参りをして私達はその場を去る 大好きでした その言葉は胸にしまっておくことにした