図書室で実る恋
「あぁ~今日もまたかっこいい!」 私は興奮気味に言った。私の名前は、「加藤柚葉」中学2年生。 「また言ってる。もう告っちゃいなよ」 と、私にちょっかいを出してきたのが、私の中学に入ったときからの友達、「佐藤凜花」 今は、セミがみんみんと鳴く7月。私は隣のクラスの「横山ひろと」に恋をしている。 4月から好きだってのに、まだ喋れてもいない。 私達は、今図書室にいる。いる理由は2つあって 「あつすぎて外に出られない」 「ひろとを見たいから」 ひろとは、毎日図書室にいるほど本が好きで、凜花にも付き添ってもらって、毎日図書室に来ている。 「キンコンカンコーン」チャイムが鳴った。 あーあ。今日も喋りかけられなかった。明日も図書室に行くか。 そう思いながら私は図書室を出て、教室に向かった。 放課後、私は図書室に来ていた。課題で使いたい本があるからだ。 「えっと。どれだっけ。」 あっ!あった。その本を取ろうとするが、背の小さい私には届かない。 私が背伸びをしていると手が差し伸べられた。 「あ」 私はその人物に目を向けた。ひろとだった。 「取ろうか?」 よいしょと言って、本を取ってくれた。 「あ...ありがとう」 あーもう!せっかく喋れているのに...ぎこちなくなっちゃった。そう思ったときだった。 「好きだ」 「はい?」 「好きです」 え、今ひろとが好きって言った? 「えっと...私も好きですっ」 言えた...。 「良かった」 ひろとが、安心した顔を見せた。 「付き合ってもいい?」 私が聞くと、ひろとはこくりとうなずいた。 私とひろとの恋は、図書室で始まった___