一本の木
ある野原に一本の木があった。 その木は細く、弱々しかった。今の私のようだ。 その木は1000年も生きているそうだが、私はもう生きる希望すらない。 その木は元気がないにも関わらず、春夏秋冬姿を変え続けている。いいな。私は姿を変えても変われない。 その木は、いつも一人で悲しんでいるようだ。私はもう悲しみなんて感じられない。 変だなぁ。この木と一緒にいるとなぜか感情が戻ってくるんだ。 不思議だなぁ。なんでこの木みたいに素晴らしい人が追い詰められなきゃならないんだろ。 やっぱりなぁ。人間は自然と共にいた方が落ち着くのかな。 スマホの点滴受けてないで。女らしさ、男らしさとか捨てて。 心の声を聞けばいいんじゃないか。 そういうことを、自然が教えてくれるんだよ。 自然がある意味ってそういうことじゃない? 絶対に自然は、君の声を聞いてくれる。