夢の果てでさようなら
ある日、僕は不思議な夢を見た。 白い空間で女の人が「さようなら」と言って目が覚める夢だ。 それまでは別にいいのだが、夢で見た女の人が公園にいたのだ。 その人を見ると、なぜかその日の朝に戻る。 タイムリープとでもいえばいいのだろうか。 なるべくその女の人とは会わないで過ごそう。 数日後、僕は思い切って奥に行った。 そうすると、何かキラキラしたものが見えたので、掴んでみる。 *・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・* ああ、思い出した。 あの女の人は僕の姉だ。 2年前、姉は交通事故で亡くなった。 その記憶を忘れてしまっていた自分が愚かしい。 僕は姉にこう言った。 「ありがとう」 そうすると姉は、 「こちらこそ」 と微笑んで、 「さようなら」 と言った。 そうして僕は夢から覚め、姉の夢は見なくなった。