嫌いなのに。
私は、岬舞佳。17歳。 彼氏の悠佑とは、2年ほどの付き合いだ。付き合って2ヶ月経ったくらいから、 私達の関係は歪み始めた。 悠佑は、私に暴力を振るうようになった。おかしいと思った日もあった。 でも今は…、これが日常で。なんなら、 これに快感を覚えるほどだ。 最近、友達から「あんたの彼氏、浮気してるよ?」と言われる。 嘘だ。嘘に決まっている。有り得ない。 でも、私は見てしまった。 悠佑が、他の女と駅でキスしてる所を。 「は?」 「っ…、舞佳!?」悠佑は、焦っていた。 隣の女は、「やばい!」とわめき散らかしている。 あぁ、うるさいうるさいうるさい!! 私は、気がつけば筆箱に入っていたはさみを手に持って思いっきり悠佑たちの方向に走っていたー。 ザクッ!! 「キャーッ!!」 通行人の叫び。周りのどよめき。 それを聞きながら、私はとどめを刺した。 完。