死にたい私と生きたいあなた(暗いお話です)
「目を覚ましたぞ!!」 ここは・・・・?白い天井、点滴のチューブが見える・・・。 「陽夜!陽夜!生きてる・・・!!よ、良かった・・・!」 私の名前を呼ぶお母さん。 そっか・・・私・・駅のホームから飛び降りたんだっけ・・・。 学校ではいじめられて毎日が憂鬱で気づいたら線路に落ちていて・・・ 「あんた!奇跡的に助かったんよ!片足はなくなってしまったけど・・・。」 なんで死ななかったんだろ・・・。死ぬつもりだったのに。 しばらくたった。ようやく車いすで少しは動けるようになってきた。 さすがに暇なので病院のなかを散歩することもあった。 そこで私は同い年ぐらいの「くるみ」という女の子と仲良くなった。 「私はいつか・・・看護師になりたいんです。だから勉強頑張ってるんです!陽夜さんは夢とかありますか・・・?」 「私は・・・。」 答えられなかった。どうせ死ぬだろうと思っていた。 それに、片足を失ってしまった・・・生きていける気がしない・・・。 彼女と話すのはすごく楽しかった。でも将来への不安はなくならなかった。 どうやって死のうかな・・・。 そんなある日・・・ くるみが亡くなった。 くるみは私が病院に入院するずっと前に余命宣告されていたらしい。 くるみは諦めなかった。もしかしたら・・・生きることができるかもしれない、少しの可能性でも信じようって。 毎日生きることを諦めないように看護師になる夢を叶えるため毎日必死に勉強した。 それをくるみのご両親から聞いたとき、何か分からない感情が私の心をえぐった。 「どうやって生きようかな・・・。」 私は天国にいるだろうくるみにそう言った。