いつか。
晴れた空に置いてった 傘を閉じて言ったんだ。 「よろしくはいつかさよならに変わるよね。」 君は何も言わない それも全部わかってるけどさ。 “分かれないね” なんて冗談も いつか終わる日が来る。 また会えたら君と隣で いつもいつもこの思いを 忘れずにいられるのに もう届かない “ありがとう” が、まだここにあるから… ああ、何が言いたかったんだっけな。 雨が降っても雷が落ちても ずっと隣にいてくれたんだね、なんて 今、気づいたところで遅いだろうけど。 涙が止まらなくても 君のために言おう、 私はもう、大丈夫だよ。 __あとがき__ 小さい頃から飼っていた 愛犬を亡くした時の私のそのままの気持ちを、 この小説の中にまとめました。 「後悔した記憶が消えることはないけど、 その記憶も“いつか”に 変えられることを忘れないでほしい」 というメッセージです。 それでは!