恋は見た目じゃない!
「俺と付き合ってほしい」 恋なんて一生しないと思ってた。私には縁のない話だと思ってた。なのに今、私の目の前に学校一のモテ男子がいる。 黄瀬蓮(きせれん)。頭は賢く、運動神経抜群。おまけにかっこいいと周りからの人気も高い。 それに比べて私は眼鏡をかけ、肩まで髪を伸ばしてる。しかも口下手で友達も数知れるぐらいにしかいない。 周りからは地味子と言われている。 学校一のモテ男子と学校の一位二位を争う地味子。 そんな私たちが恋人!? そんなの絶対にあり得ない。 「あの、黄瀬さんにはもっといい女性がいるのでは?」 私は喉を鳴らすと黄瀬くんの言葉をまった。 「俺は陽毬(ひまり)さんに惚れたんだ。他の女子は関係ないよ」 黄瀬くんの優しい言葉に私は心得を奪われた。 今まで誰も私のことを見てくれなかった。 両親でさえ私をいらないもの扱いしてきた。 なのに目の前に私を好きだと言ってくれる人がいる。 これは信じていいの? 彼が私を好きだって、信じていいの? でも、信じる前に一つだけ…… 「私のどこに惚れたんですか?」 「それは、優しいところ。それに、陽毬さんの頑張る姿」 私の頑張る姿……。 黄瀬くんはずっと私をみていてくれたの? こんな地味子を愛してくれるなんて嬉しい。 私も頷いていいのかな? はいってゆってもいいのかな? 自信はないけど、一度だけ一度だけこの告白を信じたい。 私は返事を決めると口を開いた。 「はい、喜んで!」 黄瀬くんは笑顔になると私の度でをとり抱きついた。 「やったー!これからよろしく!」 二人の笑い合う声がその場に響いた。