短編小説みんなの答え:2

ずっと、永遠に

「マコ、どうしたの」 「え?何?」 私はマコ。あなたたちと似ている世界に住んでいる。でもあくまで、「別世界」。 目の前には、ぬいぐるみがある。ぬいぐるみがしゃべっている。 「マコ。あなたは、この世界がずっと、永遠に続くと思う?」 「え、わからない……あなたは誰?」 「私は、あなたの守り人。守護霊みたいなもの」 「名前は?」 「守り人でいいよ」 守り人は不思議な質問をいくつかした。 この世界はずっと、永遠に続くと思う?終わりは来ると思う?どんな終わりだと思う? 「ありがとう、マコ。このカギを持っていて。ずっと、永遠にね」 「うん……」 「ずっと、永遠に」 宝石シールを貼ったような。金と銀の間くらいの色に、色とりどりの宝石。安そうな、高そうな。 不思議な世界だった。 ジリリリリリ!! 「ひっ!」 あ……夢の中だったんだ。 私は机の引き出しを開けた。目覚めチョコを食べるためだ。 「ふあぁあ……」 私はチョコを取り出そうとした。重たい質感があった。 「カギ?」 あのカギだ。守り人からもらった…… 私はチョコをぱくりと食べた。ドアを開け、朝食を食べようとする。 「……は?」 ドアには鍵穴があった。そのままでは開かない。 「このカギで?」 ガチャリ。 カギがはまる。私はドアを開けた。 そこには、角砂糖の中に閉じ込められたような空間があった。真っ白い正方形の部屋。何も置いていない。 一つ、よく見たらドアがある。金色のドアノブだけが目印だ。 ドアノブの真下には、鍵穴があった。 ガチャリ。 カギがはまる。私はドアを開けた。 今度は窮屈な図書館のような空間。本が置いてあるが、どれも同じタイトル。「永遠 とわ」という。 茶色いドアにカギをはめる。 ガチャリ…… ガチャリ…… ガチャリ…… 虚しく、カギをはめる音が聞こえる。 戻ろうとしても、そこには鍵穴がない。 永遠に、私はここをループする。 「「ずっと、永遠に」」

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