昨日の明日を生きる僕
拝啓、大学へ進学した僕へ こんにちは。僕は高校3年生のころの君です 今日卒業式に行ってきました 6年間、1ヵ月ごとに君へ書いてきた手紙も今日で最後です 72通も書いていたんですね。読み返してみると恥ずかしくなります 君は覚えていますか? 中高一貫、大学へ行くまでの間、いじめに屈せず生き続けると約束したこと 自分で、未来の自分に約束したこと 僕は希望を持ちたくて君に手紙を書いていたのではありません 現実逃避をしたかったわけでもありません むしろその逆ですね。君に、いじめのことを忘れないでいてほしかった 僕が中学時代から6年間もの間、いじめに苦しめられていたこと 誰も、先生や友達ですら助けてくれなかったこと 自殺なんて、馬鹿な真似をしようとしたこと そんなどうしようもない僕を必死になって親が止めてくれたこと 絶対に忘れないでください 僕は都合がいい人間なので、こうでもしないといつか忘れてしまうでしょうから 僕は辛かった。自分で命を絶ちたいと思うほどに、追い詰められて、壊されていた 吐かれる暴言、ふりかかる暴力 でも耐え抜きました 死んだら、泣いたら、相手を喜ばせるだけです 相手に復習する一番の方法は、僕が幸せになることだと気づいたから けっしてそのことを忘れないで 僕が耐えたこと、生き続けると決断したこと 大学生になった僕が、苦しみから開放されていることを願います もしかしたらまだ、孤独よりも嘲笑のほうが怖いかもしれない また辛いことがおこるかもしれない けれどそんなときは、僕が僕へあてた72通の手紙を読み返してください この手紙以外は、思い出したくもないようないじめのことについて書かれていると思いますから 僕はこの苦しみを耐え抜いたんだぞって、自分を褒めてください いつか、最高の人生だったと笑える日がくるまで 僕は昨日の明日を生き続けます ------------------------------ ここまで読んでくださりありがとうございました はじめての短編小説ですので、読みにくいところ等色々あると思いますが、暖かい目で見ていただけると光栄です 感想、アドバイスなどあれば教えてくれると嬉しいです!