短編小説みんなの答え:6

届きますように。

「…はぁ。」 ため息ばかりつく私。 それには理由がある。 「うわー、お前の弁当ご飯しか入ってないじゃーん」 「え?なんでそんな鉛筆短いの?」 「お前んちボロアパートなの?やばwwww」 「毎日同じ服着てんじゃん。ほかに服ないの?」 「みんな習い事してるのにお前だけどこも行ってないとか、やる気ねーやつはこのクラスにくんな。」 学校が嫌だ。 いつもわたしは貧乏だということでいじめられている。 みんなが言う言葉は現実だ、間違っていない。 でも、いやだなんて・・・・ 言った日には… どうなるか‥‥ もう・・・・ 分かる… から・・・ 下を見る。 ここは4階建ての大きなショッピングモール。 その屋上。 私がフェンスに足かけた時・・・・ 「海羽(みう)ーーーーっ!!!」 誰かが私の名前を呼んだ。」 その声は、2年前に引っ越していってしまった幼馴染の奏楽(そら)だった。 「な、なんでここに…」 「そんなことどうでもいいよぉ…っ…自殺しちゃダメって、何回約束したと思ってるのぉ…」 「…!」 「忘れてたの?」 「…」 そうだ、約束したんだっけ。 奏楽が引っ越す前、奏楽は 「なんでそんなこと言うの?!」 と、いじめから私をかばってくれた。 おさまりはしなかったけど、今より断然楽だった。 そして、引っ越す日にしつこく、何度も言ったんだ。 「いじめに負けても、自殺しちゃ、絶対だめだからね?」 「大丈夫!」 こんな会話してたなぁ… 「忘れてはなかったよ。」 「じゃあ、なんで守んなかったの?!」 「やばいんだもん」 「どんぐらい」 「ほら、ここのひざの大きなかさぶたとか、全部やられたやつだ…うおっ!」 私がしゃべっている途中、奏楽が抱きしめてきた。 「うああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」 なぜか奏楽が大号泣し始めた。 私も泣いてしまった。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 10年後。 私は今、スクールカウンセラーになる勉強をしている。 奏楽と一緒に。 ここまでこれたのも、奏楽のおかげ。 ありがとう、奏楽。 この思いが、奏楽に届きますように。 ~end~

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子供こどものSOSの相談窓口まどぐち[文部科学省]

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