演じるということ
私は演技が大好きだ。 演じることが好きなのだ。 でも私は、誰にもそれを言っていない。 女優になりたいとも思うし、 もっと演じてみたいとも思う。 だけど私には、いくつも言えないことがある。 アイドルになってみたい。 声優になりたい。 テーマパークのスタッフになりたい。 他にも言えない夢はあるし、秘密だってある。 でも別室に登校している私なんかじゃきっと叶えられない。 中学受験もする。 それでもなにか違う。 もっと演じてみたい。 「演じたことない私」をもっと生み出したい。 毎日増えていく演じた私を、コレクションしてゆく。 毎日楽しいし、好きなアニメもあるし楽しくないことよりきっと楽しいことのほうが多い。 友だちの前で演じている私が、いつか演技だと気づいてもらうために私は演じ続ける。 いつか本当の私を演じられますように。 そう、願いながら。 ー10年後ー 私はまだ本当の私を演じていない。 まだ演技の私だと気づかれていない。 演劇部に入って、本気で女優になろうと思っている。 寂しい私に気づいてほしい。 だめだ。違う。 演じる私は愛されていて、誰にでも優しくて、清楚で、どこまでも「陽」の私なんだ。 でも私は心理テストをしたら、「i」。 陰の私だった。 本当の私は好きなものを否定されて生きてきた。 ずっと、寂しかった でも気づいてもらえない 私が無理していることに 気づいてほしい わかって欲しい 演じている私と正反対だプチッ こんな「りん」はみたくない。 りんは優しくて… こんなりんは見たくない。 りんは女優だ 優しくて清楚であいされているんdプチッッ こんな私しか愛してくれないファンなんかいらない 結局、すれ違うだけのファンと演者 本当の私を見てほしい
みんなの答え
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天才
凪だよー ぜひ小説読んでね 複雑な主人公の気持ちを綴っていて切ない話だね、、 「演じている自分」ではなく「素の自分」に気づいてほしい、愛してほしい。 そんな気持ちが強く伝わってきて泣けます。 だんだんと感情を昂らせていく描写も上手だなー、すごいなー、と思います。 「こんな私しか愛してくれないファンなんかいらない」 と言っているあたり、主人公の末路が気になります。 でも最後まであえて書ききらないのも読者の想像力が掻き立てられるのでいいですね。 名前覚えました。 また他の作品書いてくれるの楽しみにしてます。