輝けない月と輝ける太陽
月は、自分で光ってはいない。 太陽の光で輝いているように見えるだけだ。 私は帝宵美月(みかよいみづき)。 帝宵グループという会社の娘。 周りからは“完璧”だとか“素晴らしい”とか言われるけど、 私自身は輝いていない。“有名会社の娘”だから輝いて見えるだけ。 「美月、おはよ!」 「…おはよう」 この男の子は朝日間陽明(あさひまようめい)くん。 朝日間株式会社という会社の息子さん。そして、私の婚約者だ。 彼はまるで太陽のように明るい。 …私は本当に、この人と結婚していいのだろうか。 もっと私は輝かないといけない。じゃないと陽明くんと釣り合わない。 「みーづきっ、どうしたの?難しい顔して」 夜、公園で外の空気を吸っていたら、偶然陽明くんと会った。 「何でも話してよ。婚約者なんだし!」 「…私は、一人で輝いていけないわ。こんな私…陽明くんと一緒にいていいのかしら」 「え、何言って」 「私はまるで月ね。一人だけじゃ輝けない」 「……うーん」 陽明くんは少し考え込んでから言った。 「もう、美月は輝いてるじゃん!」 「…え?」 「そうやって輝きたいって努力する人ほど、輝いて見えるんだよ!」 「で、でも…私…」 「…自分で気づかなくてもね。…あ、ほら」 陽明くんは夜空の月を見上げて言った。 「あんなに輝いて見えるんだよ?」 「僕が太陽だったとしても、太陽は誰かが見ないと輝いて見えない」 私の目からは、涙が溢れ出す。 「だからさ、…自分達で光る努力をして、辛くなったら光を分け合う。そんな関係になりたい」 「………」 (…私は、輝いているんだ。今輝いてなくても、いつか輝いてみせる) 「…ありがとう、陽明くん」 彼は、私にとっての太陽。
みんなの答え
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よくできてるね!
こんちゃ!月をリアルに描けるやり方をを模索している、桜ケ丘 楽々でぇ~す! 登場人物を月と太陽という面で見るなんて、考えたことありませんでした!