『星光る名』
「私の名前は斎藤愛輝記憶(さいとうトゥインクルメモリー)です。埼玉から来ました。」 教室はざわめいた。そうだろう。私の名前は皆が言うような______キラキラネームなのだから。 転入初日。 誰一人私に話しかけてこなかった。…と言ったら嘘になる。 鈴木星奈(すずききらな)。いわゆる軽度のキラキラネームって奴だ。 「私、キラキラネームの人と会ったの初めて!名前可愛いねー!これから宜しくね。」 ニコッと微笑む彼女はその一言を言って去っていった。 転入二日目。 「星奈って書いて『きらな』はマシだねー。トゥインクルメモリーはエグいよねー。」 鈴木さんに絡んでいる藤谷華(ふじやはな)だ。言い方が嫌味っぽい。ちょっとムカつく。 「華。それは言い過ぎ。」 「あ。…ごめん、えーっと斎藤さん。この嫌味っぽくなっちゃうの直そうとしてるんだけどね…。フツーに可愛いよ、名前。」 根は良い子なんだ。この二人となら仲良くなれるかな。 「あのさ…ふっ二人にあだ名を付けて欲しいの!」 「あだ名?」 「呼びやすいようにってコト?」 私はコクッと頷く。 「いいけど…いいの?」 「私はっ…二人に付けて貰いたいの。」 急に怖くなってきた。うつむいていた顔を上げると二人は笑って 「ありがとう!」 と言ってくれた。 転校五日目。 私のあだ名は「トメ」になった。トゥインクルメモリーのトとメを取ってトメ。私はとても気に入った。 朝、星奈が、 「トメちゃん。あのね、改名出来るんだってー!だから、『きらな』を『せいな』とかに出来ちゃう!」 ということを言ってきた。 「…そんなの知っているよ?」 「星奈、…当たり前。」 「二人ともひどーい。頑張って調べたんだよ?」 三人の中で笑いが溢れる。こんな日々が続けばいいのに、と思った。 転校十日目。 「トメちゃんは改名する気ないのー?」 「確かに。いっそトメにしたら?」 改名するなんて考えたこともなかった。でも______。 「私はしない。一人で育ててくれたお母さんにも悪いし。」 「お母さんしかいないんだ。…寂しいね。」 「私の家大家族なんだよなー。今度来る?」 華の家は六人家族らしい。 「行きたいかも。」 嬉しいな。こんな友達ができて。二人は私の名前が違かったら出来なかったかもしれない友達だ。 「実は、改名しない理由もうひとつあるんだー」 二人は首を傾げる。二人とも可愛いな。 「二人が可愛いって言ってくれた名前を変えるもんですか。」 「「何それー!!」」 初めて名前を褒められて、私はとっても嬉しかったんだなぁ。 《終わり》 チヲです。初めてです!感想宜しくお願いします!
みんなの答え
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うまい!
ども!スノ担さくらもちです! すてきな友情のお話ですね! 文もとてもじょうずです! 同い年なのにすごい…!
めっちゃ凄い!!
どーも(*`>v<)っ*.☆ 來夢だよっヾ(*。・ ω < 。*) ノ゙ *本題* めっちゃ凄い!! キズなん民のみんなにパワーを注入ヾ(@⌒ー⌒@)ノ