あの子の約束
――大親友が入院した。 その子の名前は潮瀬寧夏(しおせねいか)ちゃん。私――三浦琴乃(みうらことの)と同じ中学1年生。 寧夏ちゃんとは幼稚園年少からの1番の幼なじみだ。登下校だって、クラス内でだって、私達はずっと一緒にいた。 入院したとの報告がきたのは昨日のこと。 お母さんが焦りながら私に駆けつけてきた。 「琴乃!!ね…寧夏ちゃんが…入院したって…」 私は信じられなかった。 あの寧夏が?どうしてなんだろう… でも、寧夏は風邪で学校を休むことだって少ないから、すぐ治って帰ってくると思う。 でも、私はお見舞いに行った。 「寧夏…!」「琴乃…」 「寧夏、大丈夫なの?しんどくない?」 「…うん。大丈夫だよ!その内すぐ治るって」 「そっか…。良かった。でも、差し入れとか持ってきたから、食べて!」「ははっ、ありがと。やっぱ琴乃は優しいなぁ……」何故か悲しげで寧夏はそう言った。「優しくなんて…ないよ笑」「ううん。ある。」その時看護師さんが来た。 「寧夏さーん病院食ですよー」 「あっ…じゃあ私帰るね!また来るから!」 「うん…ありがと!」そうして私は帰った。 そのときはこんなこと考えてもいなかった。 ―――この日が寧夏と最期の過ごす日だったということを。 今日の真夜中にお母さんに起こされたのだ。 「こ…琴乃!!!!!…寧夏ちゃんが…亡くなったらしいわ…」「………………は……?」 私はしばらく現状が理解できずにいた。 「ね…寧夏が…?…嘘でしょ…病院に…」 「ううん。もう病院には行けない。でもね…寧夏ちゃんのお母さんから、琴乃へって手紙預かってるから…」その手紙には、こんなことが書いてあった。 琴乃へ これを読んでるなら私は天国だね。今日、お見舞い来てくれてありがとね。すごい元気出た。でも、琴乃には秘密にしてたことが1つあって。私…軽い病気って言ってたけど、実はすごく重い病気で、死亡率が高いの。嘘ついててゴメン。 でも、琴乃にお願いが1つある。…私みたいな病気を治す医者になってほしい。大変なお願いだとはわかってるけど…琴乃ならできるって信じてる。今までありがと!大好き。 私は号泣していた。でも、決意した。医者になることを。 ――10年後 寧夏。元気にしてる?私ちゃんと医者になったんだよ!寧夏と同じ病気になった子も治したんだ。天国でこれからも見ててね。 大好き。
みんなの答え
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感動…。・゜・(ノД`)・゜・。
こんにちにゃ!猫好きちゃんでぇす! 【本題】 いい話すぎる… 半分泣きながら読んでた… こんな話が描けるのすごすぎて尊敬! ぜひ他の小説も書いてみてほしい… 最後まで読んでくれてありがと!ばいにゃーん!
すごく良い話!
こんにちは 月です。 とてもとても良い話すぎて感動…! もう泣きかけた。 話作るの上手いですね。私、本をよく読むんですけど、そういう話多々あります。でも結末が辛い… それでも医者になって約束を果たせてめっちゃ感動…。 悲しいけどがんばろうっておもえますねっ