短編小説みんなの答え:3

君が生きたあの場所へ

昔から家が嫌いだった。 お母さんも、お父さんも私の妹、ここみを優先し、私のことなんかどうでもいい。 最後に私の名前呼んでくれたのっていつだっけな。 そんな時に出会ったのがさくら。 おばあちゃんが入院している病院で出会った。 さくらは生まれつき体が弱くて、何度も入退院を繰り返している。 「このみはさ、将来の夢ってあるの?」 私たちのお気に入りスポット、病院の屋上でさくらがそう私に尋ねる。 「カウンセラーの先生になりたい。私みたいに悩んで、苦しんでる子を1人でも減らしたい。」 さくらは私の悩みを真摯に受け止め私の心を癒してくれる唯一の存在。 「 はぁあ、早く大人になりたいなぁ。」 さくらはそんなことをため息交じりで言った。 ある日、いつものように病院の屋上に行くとさくらがいた。 いつものように他愛もない話をする。 この時、今日がさくらに会える最後の日だなんて私は思いもしなかった。 そう、次の日さくらは亡くなったのだ。 私は生きる希望を失った。 神様は意地悪だ。私から全てを奪っていく。 家族の温もりも、唯一の親友まで。 その時、さくらのお母さんから一通の手紙が届いた。 『このみへ 短い間だったけど一緒にいてくれてありがとう。 このみ、この前言ってくれたよね、さくらに会えてよかったって。 それを言わなきゃいけないのは私の方かもね。 ずっとずっと外の世界に憧れてた。 ほんとはずっといなくなっちゃいたかった。 でも、このみといる時間はこれまでにないくらい楽しかった。 カウンセラー、このみなら絶対なれるよ。 あと、お母さんとお父さんにもこのみの気持ちちゃんと伝えて。 頑張ってね。応援してるよ。 本当に、本当にこのみに会えて、よかった。』 涙が抑えきれなかった。大好きなんだ、さくらが。頑張るね、さくら。 「行ってきます。」 「行ってらっしゃい、このみ。夕ご飯までには帰ってきてね。今日はこのみがすきな唐揚げだから。」 そんな会話を大好きなお母さんとした後、私はいつもの場所へ向かった。 君が生きたあの場所へ。

みんなの答え

辛口の答え

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憧れる!

言葉選びが丁寧ですごく面白かったです。もっとなないちごさんの書いたやつを読みたいです!


いい話!

どーも(^^)ゆいです! 早速本題へ☆ミ [本題] 書き方がすっごく上手ですね! さくらさんからのお手紙、めっちゃ感動しました!! 最後の“大好きなお母さん”良かったですね…。 「君が生きたあの場所」…看護師さんになったのでしょうか? カウンセラーさんになれたのでしょうか? 違ったらごめんなさい>< 素敵なお話をありがとうございます(^^)では!


うう…

さくらちゃん、、、 お母さんが最後このみちゃんに話しかけていていい話。 ハッピーエンドで終わってよかった。 さくらちゃんと、このみちゃんの絆がわかる話だ。


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