【白鹿鬼橋で会いましょう。】
白鹿鬼橋(しらがきばし)には、 鬼がいる。 少し前から、 そんな都市伝説ができた。 白鹿鬼橋とは、 山と山の間にかけられた、 田舎によくある木の橋のことだ。 最近白鹿鬼橋の周辺では 行方不明者が多くて、 そんな噂ができるのも 仕方ないことだろう。 まあ、所詮は都市伝説。 現実とはかけ離れているけど。 私は今日も白鹿鬼橋へ行く。 私をいじめてくる子たちが 学校にいるから、 しぶしぶ行っているんだ。 そして、バレないようにするために マスクを深く被る。 そうしているうちに、 いじめっ子たちがきてしまった。 「てかさー、まじであいつの反応うけるよねー。 水ぶっかけても何も言わないとか!」 「それな!あ、いいこと思いついた。 あいつを白鹿鬼橋で一人にすれば、 鬼に連れてかれるんじゃないの!?」 「え、それめっちゃいいじゃん!」 そんなことを話す いじめっ子たちを、 私は橋から突き落とした。 いじめてくるから、悪いんだよ。 私はそいつらを見下し、睨みながら マスクを外して学校へ向かった。 白鹿鬼橋には、 鬼なんていない。 いるのはただ、 悪を見定める“神”だけだ。 さあ、明日も白鹿鬼橋へ来よう。 私へ向かってくる悪を、 全て消し去るために。 _あとがき_ 主人公が白鹿鬼橋へ行く理由、 わかりましたか? 皆さんも、怪しい噂にはご注意を。 そこには、鬼が隠れているかもしれません。 それでは。