男の子らしさ、女の子らしさって…なに。
これが一人でも多くの方々に届けばと、思っています。 それでは、書いていきます。 はぁ。いつになったら終わるの。 ズボンは着てはいけません。 運動は苦手になるように。 髪の毛はロングね。 なんで、なんで。全部聞き飽きたよ。小さいときに聞いたよ。 もう、女の子らしくするの、嫌だよ。大体、こんなに胸が膨らんで。生理も来て。ダルいの。 だからさ、仕草ぐらいは男の子みたいでいいじゃん。 ーある日ー 「なにズボンはいてるの!男の子みたいじゃない!」 「恥ずかしいからやめろ。」 お父さんも、何でなの。 「スカートにしなさい!」 「暑くても我慢だ。」 我慢できない!大体私は今までずっと我慢したの! ー暑いある日ー この髪の毛も邪魔。暑い。 プレゼンして、ボブはこんな感じだよってやったのに。 「ダメだ。女が男の子みたいになってどうする。」 「お母さん、こんな風に育てた覚えはないわ。」 ウザい、ウザい、ウザい…。なんでよ。自分の髪の毛じゃん。自由にさせてよ。 ー秋のある日ー 「こんな感じならどう?」 そうして差し出したのはピンクの、まるでお子ちゃまの服だった。 こっちの方が恥ずかしいっつうの。 「僕は…」 「ほら!女の子が僕って言うのはいけません!私って言いなさい!この服ね!」 結局買わされた。なんでこれを着ないと行けないのよ。嫌だなぁ。 ー冬休みの昼ー 「遊んでくる!」 「ダメよ。中で遊びなさい。」 なんでよ。遊ぶぐらいいいじゃん。 「もう、たくさん!」 「?!」 「なんでよ!ズボンははいちゃいけないの?なんで?自分がはくからいいじゃん!運動するときもスカートって、運動しにくい! あとね、自分の髪型ぐらい決めさせて!あなたたちはロングがいいだろうけどさ!私はボブがいいの!暑いし、邪魔! あと、もうお子ちゃまな服は着たくない!もう大人っぽい服を着たい!一人称僕でもいいでしょ!なんで私縛りなの! しかも女の子は中で遊ぶってさ、運動不足になっちゃうよ!女の子! もう、女の子だから、男の子らしいことして…はもう、聞き飽きた!自分の自由のようにさせて!」 「…ごめんね。咲愛。咲愛はもう中2よね。あんなお子ちゃまな服なんて着たくないよね、ごめんね―。」 自分の意見を人に伝えるのって、こんなに嬉しい物なんだ。 自分らしさ。自分このみ。全部、それは大事。 《あとがき》 どうでしょうか、現実はこんなに簡単にはいきませんが、勇気をもらえたら作者はとても嬉しいです。 みんなの、”自分らしさ。自分このみ”がなくなりませんように。 そして、”女の子らしさ、男の子らしさ”で苦しんでる子たちが、一人でも少なくなることを祈っています―。