稚拙な内容ですが
「美里ちゃん。遅れるわよ。」 「今行きます。」 まだ夢を見ているときの、世界が回っている感覚が、生垣の鮮やかな緑を侵食する。 叔母さんが今から私を駅まで送ってくれるそうだ。冬休みの1週間の間、私は叔母さんの家に一人で宿泊をした。北陸の冷たい空気は人々の温かい飽和と真逆のように違っていて、何もしていなくても自身の成長を感じるような落ち着きのある場所であった。 こちらに来るまでに使った電車は古びていて、叔母さんは「汽車」と呼んでいた。ジェネレーションギャップよ、と言っていたが、私は「汽車」の方が響きが好きだ。 叔母さんとは年賀状を送る程度の関係で、お母さんやお父さんたちの方が関係が深かっただろうから、私はよく知らない。お母さんは叔母さんに対してメールや電話などのやり取りはほぼしていない。なぜ年に何回も年賀状を送っているのだろう、と私は疑問に思っていたが、年賀状ではなく、はがきに近況を書いたり写真を貼って送ったりしているのだった。 お母さんに、“なんでメールをしないの?”と聞いてみたら、お母さんは“アナログの方が気持ちが伝わりやすいって言うじゃない。いつも会わない人だから誠意を込めて話さないと。”と言った。 私は友達とSNSでやりとりをしている。SNSで好きな物の話をするのは楽しいし、自分のことを最大限に伝えられるのは、私はSNSだと思う。 いまの時代はデジタルが主流で、年々アナログなものが減っていると言う。 報道では、あと数十年で紙媒体の読み物が貴重な歴史書になるのではないかと言う。 自分の気持ちを伝え、感謝し、嘆き、喜び、怒り、苦しみ、共感し、数多の感情を誠意と共に伝えられるものは何だろうか。デジタルでもアナログでもいい。人間は、どっちだってほかの人と楽しめるように成長できると思うんだ。 最後らへんが弁論のようになりましたが、最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。改善点等あれば教えてください!