短編小説みんなの答え:2

彼と私のイチバン。

私の好きな人には、彼女がいる。 そんなとき、アナタはどうする? ふふっ、諦める優しい人もいるのね。 どうしても、諦められない人は?どうする? 私も、諦められなかった。 私の方が、ふさわしいもの。 あんな女に、あの人を渡せないわ。 だから、計画を実行した。 彼に駆け寄る。 「ねぇ!  君!私と一緒にご飯食べない?」彼は彼女と笑っていた。 あんな女といて何か楽しいのよ。 むしゃくしゃしたから、話しかけた。 彼の腕に抱きついて、精一杯の一番可愛い顔をする。 少し彼は、顔を少し紅くして、困った顔をした。こんな顔をさせるはずじゃなかったのに。 全てあの女のせいよ。あいつへの怒りが増加する。 そしてしばらく。そんなことを続けていると。 彼が私に!とうとう話しかけてくれたの!! にっこり、私の大好きな笑顔をして、 「ねぇ、僕のものになってよ」 と言ってくれた。ついに、私の魅力に気づいてくれたのね!! とても嬉しくなって、彼に抱きつく! 「もちろん!」 その時、彼の表情が変わったなんて、思いもしていなかった。 2人になりたいと言われたので、公園に行った。 私は嬉しくて嬉しくて、彼のことを見ていなかった。 公園には誰もいなかった。 そして彼に向き合って、「大好き!」 と言った瞬間。 彼に抱きつかれた。同時に、お腹がとてつもなく痛くなった。 お腹を抑える。何があったか分かった。 彼に、刺されたのだ。 立っていられなくなって、倒れてしまう。 彼は、目にとてつもない怒りを宿していた。 「お前なんか、大嫌いだ。彼女との幸せを邪魔するから、こうなるんだ。」 彼は、手袋をはめた手からナイフを放り投げ、公園から去っていった。 もうろうとしてきた意識のなか、彼への愛情とアイツへの恨みと怒りは、増えていく一方だった。

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