僕は君と付き合いたい。
僕はため息を付く。高橋友香(たかはしともか)。小学5年生だ。 毎日、毎日、好きな人をいじられる。 クラスメイトにも、親友にも、家族にも、 僕がその人と釣り合うわけがない。 名前は定直宙(さだなおそら)。 運動が出来て、勉強はあんまり…でも、イケメンでムードメーカーでとにかく とっても優しいんだ! 僕は、勉強はそこそこ、体育は自分で言うのも何だけど、めちゃくちゃ出来る! でも、顔と身長がダメだった。 顔はブスの極み。みんなは可愛いって言ってくれるけど、多分お世辞だろうな… 身長は学年で2番目の160㎝くらいで、背が高い。 こんな僕、どんなやつでもごめんだろう、 「高橋ー!こっちに来いよ!一緒にドッヂやろうぜ!」 宙に呼ばれる。 「うん!いいよー!」 この気持ちがバレてなきゃいいなぁ、 次の日の帰り道、事件は起こった。 友達の女の子が宙に告白してる現場に居合わせてしまったのだ。 「私さ、定直くんが好き。付き合って。」 僕は心臓がドキドキしてた、 付き合ったらどうしよう、 そんなことを考えながら柱の影にいた。 すると、宙はとんでもない言葉を発したのだ。 「ごめんな、俺は今、この後ろに隠れてる高橋が好きなんだ。高橋、俺と付き合ってくれ。」 僕の方を向いて言われた。 僕は苦しくなって…同時に嬉しくなって… いつの間にか抱きついていた。 「僕も宙がすき。もしよかったら付き合おう!」 一部始終を見てた女子が学年中に広め、大惨事となった。 いつも聞かれるわ、二人で喋るのも苦痛だったり、 でも、それ以上に大切な宙がいた。 僕の彼氏だった。 「友香っ!俺さ、こんどこのショッピングモールに一緒行かない?」 「もちろん!初デートはそこで決定だね!」 僕が言うと、宙は顔を赤くした。 僕はミスったと思ったが反応が面白く、 ついついいじってしまった。 「なに、まだ照れてるの?」 「照れてねぇし!」 そんな言い合いをする二人が夕日の影となり、写っていた。