宇宙に触れる
私は変わった幼馴染をもっている 彼は夏目(なつめ)宇宙が大好き 帰り道の途中にあるフード店で夏目とポテトをつまんだ 「なぁ、神野(かみの)はさ、宇宙でどれが一番綺麗だと思うよ」 「うーん、ソンブレロ銀河かな」 「あー、それがあったか」 夏目と話していると宇宙について詳しくなれる おかげで宇宙の問題がテストに出たときもサラサラ解けた 「なぁ、2日後に何があるか知ってる?」 「あー、夏目の誕生日でしょ」 「ちげーよほら!スペースシャトル!あれが打ち上げられんの!」 スペースシャトルコロンビア号 それが2日後に打ち上げられるらしい 「成功するかどうか、賭けな」 「ふーん、じゃ私は失敗にするわ」 「ははっ、じゃ俺成功な」 賭けで負けた方が勝った方の命令を聞く! そして2日経った 「こっからなら見えんだろ」 「もー、ずいぶん歩いたねぇ」 「何いってんだ、歴史的瞬間見れるんだからいいだろ」 さぁ、もうすぐスペースシャトルが打ち上がる 聞こえるはずのないカウントダウンが頭の中で聞こえる 夏目も同じかな 横目で夏目に目をやると 普段の明るい表情が一切ない、真剣と期待が混ざった表情をしていた 3…2…1 ―ドオッ! スペースシャトルが空にオーロラのような色をつけて切り進んでいく あまりにも神秘的でゆっくりに見えた 「これ…」 「トワイライト現象だ、すげぇな」 トワイライト現象…スペースシャトルが大気圏を突破する時に見える現象 つまり、この打ち上げは成功したんだ 1981年4月12日 スペースシャトルが打ち上げに始めて成功する 今頃スペースシャトルはクルーを乗せて宇宙を旅しているのだろう、宇宙という名の空を 「…俺の勝ちな」 と夏目はニカッと笑う 「まぁ、わかっていたんだけどね」 と笑う夏目を見て私も微笑む 「じゃ神野には―…」 と言いながらこっちに近づいてくる ドキッとしつつちょっと後ずさる …が腕を掴まれた 私はちょっと期待しつつ目を閉じた 「じゃ、神野には宿題手伝ってもらうな」 「…はぁ!?」 思わず声を荒げてしまった 夏目はいつもと変わらずケラケラ笑う 「あっれー?もしかして期待したー?」 騙された!という怒りとそうだったので何も言えない感情が混ざって 私は真っ赤になって口をパクパクするしか無かった 「よし、帰りコンビニよろうぜ、アイス奢るわ」 と、急に振り返って帰り始めた 仕方なく私もついていく 「…今日はやめとこ、無理だ」 「え?夏目なんか言った?」 「は?!いやなんもねえよ」 …夏目ってあんな顔赤かったっけ? (告白期待したのになぁ) (告白するつもりだったんだけどなぁ) (いつか付き合えるかな)
みんなの答え
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2人、付き合えー!!
こんにちは! キュンキュンしたぁ!素直になれない2人、めちゃ可愛い! 付き合えー!こういうの応援したくなる! めっちゃ良かったよ☆バイバイ!