短編小説みんなの答え:4

懐かしいこの温かさ。

朝起きたら倒れている両親。 仲の良かった友達は消えていく。 わたしの大切な人はみんなわたしから離れていく。 あーあなんで生きてるんだろうな。 そんなことを考えながら教室の前に立つ。 「ふぅ」 そっと深呼吸をして勢いよくドアを開ける。 「ねぇ、沙彩(さあや)が来たよ」 あちこちであざ笑う声が聞こえる。 なぜかはわからないが入学時から避けられている。 大切な人みーんなそう。 大切な人を失ってしまう運命なのかもしれない。 なんでわたしばっかり… ある日突然、知らない男性から声をかけられた。 「あのさ、沙彩ちゃん、だよね?ちょっとお話ししたいことがあるんだけど」 その男性は見覚えがあった。でも思い出せなかった。 男性はこう言った。 「突然だけど聞いてほしい。解離性同一症、つまり君は二重人格なんだ」 は?言っている意味がわからなかった。 「かつて君は実の母親から虐待を受けていた。それによって心を壊してしまった君は解離性同一症になってしまった。そのあと君は違う親に引き取られた。そして幸せな生活を送った。でももう1人の君は君が幸せにしているのが許せなかった。だから君の大切な人を奪ったんだ。これが君の知りたかった真相」 信じられなかった。いや、信じたくなかった。 わたしが…この手で…みんなを… 「でもね君はなにも悪くないから。君の手はまだ汚れていないから」 その男性はそう言ってぎゅっと抱きしめた。 なんだろう、この温かさ。懐かしい。 …そうかあなたは 両親の虐待が見つかり警察に引き取られる時そっと抱き合いめてくれた。 新しい両親が見つかった際、優しく撫でてくれた。 わたしの大好きな警察官であり、わたしの大好きな本当の〝お父さん〟

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子供こどものSOSの相談窓口まどぐち[文部科学省]

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