しらないせかい
ここは、、、? 目が覚めると知らないところにいた。暗くて、怖い。何かが落ちてくる。優しくて、きれいな感じ。でも何かはわからない。 誰かが話しかけてくる。「あなただけの世界。あなたが想像した世界を思い浮かんでこの闇に花を咲かせなさい。」と、感じるように聞いた。 ああ、私は目が見えないのかな。でもそれでこそ自分の世界を繰り広げてみる。 触った感触で、自分の好きなものに解釈してみる。 空から何かが降ってくる。少し暖かい。音も聞きづらいけど、、誰かの笑い声かなぁ。あ、わかった。ここは綺麗な公園なんだ。上から降ってくるのは桜の花びら。共に木漏れ日も降ってくる。声は子供の楽しそうな笑い声。 そして、ひんやりと冷たいものに触れる。バーンバーン、と音がする。 あ、わかった。お昼だけど、花火大会をしているんだ! そして、上から大きな音がする。きっと大きな花火が上がっているのかなぁ。同時に子供達の声もする。 そして、ぼろぼろと大きな音がする。わかった。ふわふわした大きなクッキーがいっっっっっっぱい雨としてふってくるんだ。 これは、、、?誰かかな?誰かはわからないけど、寝ているのかなぁ?私もゆーっくり寝よう。 おやすみなさい。 私は現実から目を閉じた。この、戦争という現実から。 目の前には、いっぱい降ってくる爆弾の雨。 爆弾の火で熱くなった野原。 色々な人の悲鳴。 爆弾を出す戦車。 大きな爆弾。 ぼろぼろと壊れる建物。 涙を流しながら寝る人。 私は、現実から目を閉じた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 戦争というもののつらさ、苦しさから逃げたい多くの人々のうちの、静かに目を閉じた女の子のお話です。 戦争で苦しむ人が1人でも少なくなりますように。 だれかが、救われますように。