ステンドグラスにコーヒーを注いで。
朝。起きたって 何もすることなどない ベッドから降りて 一時間ほどボーッとしている 強いて言うなら、お気に入りのステンドグラスのグラスでコーヒーを飲むことだろうか。 毎日とは言わないが。 「…カラン」 ー氷が溶けてぶつかり合う音。 この ステンドグラス の虹色のグラスに、シロップで甘くしたコーヒーを注ぐ… まさに 至高のひととき という言葉で着飾るのは流石に豪華すぎるだろうか。 今日もボーッとしたあとは準備をして仕事へ向かう。 何も変わり映えのないいつもの風景。 だったはずなのに、何故か今日は少し寂しさを感じた気がする。 「お客さん、言い過ぎですよ~笑」 愛想笑いをするのも最近は疲れてしまった だが仕事だからきちんとこなさなければいけない。大変な世の中だ。 ……一日なんてあっという間だ。 起きて、仕事に向かい、かえって寝る。これを繰り返すだけ。 今日の仕事を終わらせて、足早と家へ向かう。 家に帰ってふと目に入るのは棚に飾っているステンドグラスのグラス。 見ているだけで何故かホッとする。 …グラスで描いてある女性が心なしか彼女に見えてきた。 数年前にもう他界してしまったが。 このグラスが安心感を与えてくれるのもこの絵のお陰だろうか。 そんなことを考えていたら気づけば夜だ ベッドに潜り目を閉じる。 朝。起きたって 何もすることなどない ベッドから降りて 一時間ほどボーッとしている 強いて言うなら、お気に入りのステンドグラスのグラスでコーヒーを飲むことだろうか。