メンテナンス恋愛
「はー,まだ終わんないなー…」 私,赤坂みやび,中学2年生。趣味はゲーム。 音ゲー格ゲー,ゲーセンにあるものもできるし,シューティングゲームや育成ゲームなんかも得意。 対戦系が好きな私だけど,キャラを育成したりってのも楽しい。 学校…いや,リアルでは陰キャな私だけど,ネットで知り合った顔も名前も知らないフレンドさん達となら楽しく喋れる。 学校から近くの公園まで全力ダッシュ。 家よりこっちの方が近いし,お母さんには公園寄って帰る,なんて意味不明なことを言っているがOKもらってる。 ここら辺は近いけど通学路じゃないはずだし,たまに知らない親子が遊びに来たりするけど,知ってる人には合わないというわけ。 なんたって今日は私が最近ハマっている音ゲーの新しいイベントが始まる日なのだ。 なのに,なのに…!メンテナンスー!!! 急なメンテナンスで,開いても遊べない状況。 運営さーん!!私が今回のイベント,プレイヤー1楽しみにしてた自信,めっちゃある! まあ仕方ないよね。運営さんだって大変なんだし。少し待てば平気だよね。 えっと…えっ,メンテナンス終了時間,未定…? あと10分くらい…だよね…でも,家に帰った方が早いかな? 「赤坂さん」 「え」 うわああああ!クラスでも一軍でイケメンとか言われてる陽キャ男子の三好くんだ。 「このゲームって,楽しいの?」 「あっ,え,あ」 や,やばいー!家族としか最近喋ってなくて声が出ないー! 「あっ,た,楽しいですよ」 「へー。俺も入れてみよっかな」 ね,ねえもしかして?これで明日三好くんが「赤坂さんのおすすめだよー」とか言ったらもう一生口聞いてもらえなくなるのでは!? 「あっ,え,ええっと…いいんじゃないですか」 うわー!今のは「やっぱり良くないよ。おすすめしない」って言えばよかったー! 私が焦っているのなんて気づかず,三好くんはスマホをスクロールして早速入れている。 も,もう?あっ,あれ,メンテナンス終わってるじゃん…。 「ねぇ,これだと俺,一人でできないから赤坂さん,手伝ってよ」 「あっ,えっ,ええ」 「こうすれば二人でできる。もっと近づいて,赤坂さん」 「あ」 左側のノーツを押せば良いってこと…? そ,それよりー!近すぎるって三好くん! 「ちょ,ちょっ」 言うよりも早く始まってしまった。 私はいつもやってるのよりも何倍も遅いノーツを押す。 「ふー,終わったー。ありがとう,赤坂さん」 「あっ,えっと,良かったです。私が力になれたなら…」 可愛く笑う三好くん。えっ…。 私,全部推しキャラは女子(女)だったのに…。 今日,初めて…。男子に,恋しちゃいました。
みんなの答え
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えっー
めっちゃいい!続きみたいー
おもしろい!
すごく文章も読みやすかったし、内容も面白いです! 短編小説の良さがめっちゃ出てます!!! 自分もたまに作っているんですがあまりうまくできなくて、、、 ネギさんの文章みたいに上手く書けるように頑張ろうという勇気をもらえました! 登場人物の個性があってすごく感情移入しました! これからも頑張ってください!