死神【ホラー小説】
「はぁー、もう面倒くさいなー。...いっそのこと死のうかな。」 これが私の口癖である。私はため息をついた。 私は里奈。中学一年生だ。 いつもぼっち、ネガティブの陰キャである。 人生なんてものは良いことなんか何にもない。 「すぐ死ねたらいいのになー。」 「その願い、叶えてあげる。」 振り返ると、後ろには小さな女の子がいた。5歳くらいだろうか。 (なんだろう...この子と一緒にいちゃいけない気がする。) 本能的にそう感じたのだ。 一刻も早くこの場から去りたかった。私はダッシュで逃げた。 「逃げるな。」 (...っ!) 空気が重い。手も足も震えている。それに動けない。あの子には逆らえない。 「せっかくあたしがお前の願いを叶えようとしているのに逃げるのか?やはり人間は最低な生物だね。」 「...あ、あなた...誰?」 「あたしは死神のアザレア。死にたい人のところへ行く。その後はわかるでしょ?それが死神の仕事だから。」 「...。」 「今すぐ里奈が死ぬこともできるけど、嫌っぽいからまだ良いや。」 「な、なんで私の名前を?」 「死にたい人の情報くらい知っておかなきゃ駄目だもの。里奈は死ぬ前に何がしたい?」 「...私はこの一週間、友達や家族と楽しい思い出をたくさん作りたい!」 「いいよ。じゃあ、はい。契約書。この契約書は、私と一緒に里奈の友達や家族と一緒に思い出を作ること、里奈が死ぬことが条件ね。ここにサインして。」 私はそこまで先のことを考えずに、サインをした。 「契約成立。これからはあたしが里奈の妹っていう設定になってるからよろしく。」 「こちらこそよろしく。」 (案外楽しそうだし、最初はアザレアちゃんのこと怖いって思ってたけどそうでもないな。) _一週間後。 「楽しかったー。家族で旅行もできたし、友達と色々遊べて良かったー。アザレアちゃん、ありがとう。」 「...そろそろ時間だね。」 アザレアちゃんは私の話に全く興味がないようだった。 なんの時間なのだろうか。 不思議に思っていると、アザレアちゃんは大きな鎌を出した。 (あっ、そうだ!契約のこと、すっかり忘れてた!) あまりにもこの一週間が楽しかったせいなのか、本当に忘れていた。 「里奈、最後に言い残すことは?」 「ア、アザレアちゃん!私...まだ死にたくない!」 「何言ってんの?今更だよ?そんなの契約する前に言わなきゃ。ていうか私のことをちゃん付けで呼ぶな、人間のくせに。」 (また最初の時みたいに重い空気...。) それでも私は頑張って言った。 「...なんで!?私死にたくないのに!これから楽しい人生送ろうって思ったのに!」 「契約書にサインがちゃんと残ってるでしょ?これは私が破らない限り契約は続くの。」 「じゃあ破って!」 「やだね。あーちなみに死神によって死んだら、天国も地獄も行けない。永遠にこの世界でさまようんだよ。」 「やだ!絶対やだっ!」 気がつくと私は泣いていた。人生で一番泣いたかもしれないくらいに泣いた。 何か言いたかったけど言えなかった。 それを見るとアザレアちゃんは笑った。 馬鹿にするように、「フフッ」と。 アザレアちゃんが力強く鎌を握りしめた。 悪魔のような笑みを浮かべて。 「じゃあね。」
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こわ・・・っ
こんちゃっ!りーだよ! え・・・っ 怖すぎでしょ! 特に、アザレアちゃんが「フフッ」っていうところが怖い! 主人公、死んじゃったんだよね・・・? 契約書にサインなんてしなかったら良かったのに・・・ ー終了ー 読んでくれてありがとう!ばいちゃっ☆
すごい!
上手ですね!