貴方はまるで、指の隙間から落ちてゆく星
何時も通り。時計に叩き起こされ、半強制的に学校へ行く。がやがや、32の意思が詰まった教室へと足を入れた。 「わっ!」 背後から可愛らしい声と手が伸びてくる。自身の腹に手が添えられ、少し身を引きそうになる。 「うおっ!?」 気付いていたけれど、私はオーバーなリアクションをとった。振り向くと「にひひ」と歯を出して笑うクラスメイトの姿がある。今日も柔らかなツインテールを靡かせていた。 「おはよう、志穂。」 元気な返事を受け取ってから、私は志穂の纏う香りに口を綻ばせた。私があげたシャンプーだ。私と同じ香り。うれしい。 「ねね、和葉、今日放課後にさ、数学教えてくれない‥?」 志穂は、申し訳なさそうに手を合わせ、長いまつ毛を生かしたウィンクをした。いつ見ても整った顔に、自分の顔面偏差値の低さを痛感する。 「いいよ」私がそう言うと、彼女は再び私を抱きしめて言った。 「やったー!和葉だいすき!!」 鼻いっぱいに立ち籠める彼女の香りに、くらっとした。またひとつ、呼吸が止まる。いや、止めちゃだめ。今日こそ聞こう。私はくっつきかかった唇を開いた。 「‥その大好きはどう‥‥」 「あ!佐野くんだ‥!」 彼女の嬉しそうな声が平手打ちのように私を現実へ戻させた。こんなこと言ったら嫌われてしまう。私はなんてことをしようとしたのか。彼女の、もう私を捉えていない瞳には佐野がいた。思わず目を伏せる。その目、顔、声。佐野にだけ向ける貴方の一面が、きらい。 「またあとでね!和葉!」 大きく手を振って、彼女は佐野のもとへ走っていく。私も小さく手を振り返した。 「‥‥うん」 叶うことなら、今すぐ呼び止めたい。抱きしめたい。私のものにしたい。でも、「寂しい」なんて言えない。貴方はまるで、星。掴もうとしても指の隙間から流れ落ちてゆく。 その顔が、こんなに幸せそうなのだから。 そんなことを、毎日繰り返す。私にとっての何時も通り。今日もまた
みんなの答え
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えーーん、、私も、、
こんちゃ☆こーぽーです☆返信遅くなりました、、、 好きな人が他のとこいったら、、、、ね、、 ありがとうございました♪♪応援してます☆
きゃーー
チョーときめいた!!文のかんじがプロの小説家さんみたいでカッコいいし綺麗! うちもこういう小説かけるよになりたいな~~~~憧れる