ずっと一緒に
俺の名前は有沢卓也。高校二年生だ。 俺には好きな人がいる。それは幼馴染みの花野樹だ。 幼稚園、小学校、中学、高校と、なぜかずーっと一緒だ。(俺にとってはスゲー嬉しいが)なのに、全く告白はできていない。 樹はとても美人で、これまでに十回も告白されている。全員断られているけどな。 今日も隣の席の樹と話す。 「ねえ、卓也。手伝ってほしいことがあるんだけど。」 「なにを?」 「先生からノートを職員室に運んでくれっていわれてるの。重いから卓也に手伝ってほしいんだけど。」 「え、全然いいよ。」 「ほんとっ!?ありがと!」と、樹がかわいすぎる笑顔を向けてくる。まっ、眩しすぎだろー! そして、樹の頼み通り、職員室に向かっていると、 「ねえ、今日の帰り、ちょっと寄り道しない?」と言われた。 「よ、寄り道??」 「そう!最近新しいカフェが出来たんだって!そこのスイーツが美味しそうだから、同じ甘党の卓也と行きたいなって!」と、また樹がかわいすぎる笑顔を向ける。ああ、これだ。この、気さくで、友達思いで、優しいところ、俺は樹のすべてが大好きなんだ。 ここで、改めて思った。 「分かった。行こう。」 「やった!じゃ、約束ね!絶対!」 ~学校帰り~ 俺たちは約束通り、カフェでスイーツを食べて来た。今はその帰り道だ。 「ねえ、卓也、あのね。前から話したかったことがあるの。だから今話すね。」と、樹が言った。何を言われるのか俺は少し警戒した。が、樹が話した言葉に俺は驚いた。 「私、ずっと前から卓也が好き。優しくて、いばらなくて、小さい頃から私のとなりに居てくれた卓也が大好き!だから、ずっと一緒にいたい!」と。 一瞬樹の言葉の意味が理解出来なかった。でもすぐに理解した。俺は樹に「告白された」んだと。 気づいたら、俺は樹を抱きしめていた。 「えっ、ちょっ、卓也!?」 「樹!俺も樹が好き...いや、大好きだ!!だから付き合ってくれ!俺とずっと一緒にいてくれ!」 俺は精一杯叫んだ。すると、樹も嬉しそうに、 「もちろん!」と、言ってくれた。 俺はこの先、どんなことがあっても、樹とずっと一緒にいることを、心に誓ったのだった。