家族がいたから
ガチャガチャ、僕の手術音がひびく。僕は生まれてから病院の外に出たことがない。僕は後少しか生きられないんだから自由にさせてよ。いつもそう思っていた。でも今日、10月25日は僕の生きられる最後の日、そう、今日は僕の余命宣言をされた日だった。あぁ、あんなことしたかったな。こういうふうになりたかったな。そんなことばかりかが僕の頭の中をよぎっていた。そして最後に聞いたのは、「ゆうた!ゆうた!」というお母さんの声だった。ゆうたって何だっけ?そうだ僕の名前だ......そんな事をさいごに、僕の意識は薄れていった...そして次に目をさましたのは川の前だった。僕は直感的に、三途の川だ。そう感じた。そして僕は川に入った。この川を渡れば僕は楽に...そう思った。『ゆうた!戻ってきて!』お母さんの声だ。『ゆうたさん!』先生の声だ。『お兄ちゃん!いっちゃダメ!』妹の声だ。『ゆうた!戻ってこい!』お父さんの声だ。みんなこんなに僕の事を愛してくれているんだ!こんなにいてほしいと思ってくれているんだ!そして僕は似出た。走り出したい!早くみんなのところへ行きたい!苦しいけど生きるんだ!そして僕は光のある方向へ向かった。そして僕は目をさました。それまで僕は苦しくてしゃべる事ができなかった。けど、僕はかわるんだ!「お母さん、お父さん、先生、ののか(妹)、ありがとう。」その1ヶ月後..無事退院した。