短編小説みんなの答え:1

神様の使い

風。そんな名前あるんだって初めて知った。って顔を君はした。 転校先は大きな学校だった。 生徒は前の学校の1.5倍ほどある。 教室のドアを開ける。季節外れの転校生。みんなは最初そう思うだろう。だって、私… 「じゃあ自己紹介よろしく」 先生は笑顔で私に言ってくる。 「はい。ええっと、名前は山 風です。不思議な名前だねってよく言われます」 小さなどよめき。やま かぜ。やまかぜ。変だなって自分でも思う。 でも、仕方がないのだ。 「質問です!」 元気よく小麦色の肌をした男子が手を挙げる。 「山さんはどこから来たんですか?」 そんなこと言われても困るよ。だって、だって…でも、ごまかすしかない。 「う~んと、福岡県?です」 へぇえ。そんな声が聞こえてきそうな顔をする男子。名前は「森 海」もりうみ。私と似てる名前。というより、私と同じ。だ。 意味が分からないって? それはね… 「席は森君の隣で」 海君はにかっと笑ってくる。 多分わかってるんだ。 全部。 「よろしく」 といった矢先、海君が紙の切れ端を渡してくる。 「君、あれでしょ」 それしか書いてない。 でもわかるんだ。私にはアレが。 「そうですよ。あなたを迎えに来たんです」 丁寧に丁寧に、字を書いた。 「やっぱり、父から言われてた。俺、神様の座から抜け出してきて、むかえにくるやつがくるって名前でわかる」 ふふ。笑いがこぼれる。 「そうですよ。あなたは明日から海の神様なんですから」 私は神様の使いだ。 いとこが風の神で、いや、本当は私がなるはずだったけれど、私はいとこにゆずった。 理由?それは… 海君に恋をしたからだ。 「一緒に帰りましょう」 うん、とうなずく海君の笑顔は太陽みたいに神々しい。 神様は人間の体を借りて。いや、人間を乗っ取れる。その能力を使って、私たちは今ここにいる。 この人間には大変世話になった。のちにほうびをあげようっと。 私と海君は手をつないで、空へのぼっていく。 その秘密を知っているのは、この教室内に、誰一人といないのであった。

みんなの答え

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面白かった☆

こんちゃ☆こーぽーだよ☆返信遅れてすいません☆ 面白かった☆ラブストーリーだったけど、二人の関係性とか入れたらもっと良くなるよ☆ 頑張ってください☆応援してます☆


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